イザヤ書42章 約束を確かなに


「傷んだを折ることもなく、くすぶる灯芯を消すこともなく、真実をもってさばきを執り行う。」イザヤ書42:3

くぅ~ママのちょっとのちょっと一言
1から9節はイザヤ書に出てくる「しもべの歌」の第1番目の歌です。しもべとは誰なのか、それはイエスキリストを指すと考えるのが最も自然であるとのこと。イエスキリストをこの世に送られたのは主なる神であること。そしてその役割は神と人類が結んだ契約を確かなものにし、世界のすべての民を神の元に導くことと明記されています。バビロン捕囚に苦しむ民に、イスラエルの民にメシア(キリスト)が与えられることと、捕囚から必ず解放されるという希望のメッセージが語られています。私たちもこの世にあっては苦難がありますが、神がそれぞれの道を平らにしてくださるという希望のメッセージを信仰によって受取り、力強く賛美の声を上げたいと思います。

聖書要約
主の僕の召命
私が支える僕、私が選んだ者(イエスキリスト)を見なさい。私は彼に霊を与えました。彼は世界に正義を示します。彼は物静かで、大声を出したり、言い争ったりしません。傷ついた葦を折ることなく 今にも消えそうな火でも消しません。痛めつけられた者に完全に正義が与えられるのを見届けます。世界に正義と真実が行き渡り、彼を信頼するようになるまで手を休めません。国々は彼の教えを待ち望みます。
天と地を想像し、すべての人間に命と霊を授けた神である私がメシア(救い主イエス)に語られます。「神である私が 私の民と結んだ契約を確かなものとするために、あなたを呼び、あなたを送りました。あなたは世界の民を私のもとへ導く光となります。見ることのできない人の目を開き、囚われて、希望もなく座り込んでいる人を解き放つために。私の名は主。栄光と名誉は私のもの。それらのものは偶像の神にはありません。私が最初から預言したことは皆その通りになりました。だからもう一度将来実際に起こることをあなたたちに告げましょう。」と。
神の勝利
新しい歌を神に向かって歌いなさい。すべての民よ、こぞって歌いなさい。神を崇め全能の力を告げなさい。神は勇士のように立ち上がり、熱情をもって敵を圧倒されます。
長い間沈黙を守り、耐えてこられた神が、今呼びかけられます。イスラエルの民を(バビロン捕囚から帰還できるように)道を平らにし、明るく照らし、手を引いて連れ戻されます。偶像に頼る者は助けられることなく退けられます。
捕囚の解放
私が愛した民でありながら、なぜ見ようとせず、聞こうとしないのでしょうか。神はご自分の正しさを表すために掟を与えられました。それを人々に伝えるはずの民でありながら略奪され、捕えられ、捕囚の民となってしまいました。しかしそれを赦したのはこの私です。あなたたちは神の掟に耳をふさぎました。それゆえ神が激しくお怒りになったのです。そのことを気付く者はいませんでした。