エレミヤ書6章 捨てられた銀のかす


「彼らの悪は取り除かれることはなかった。捨てられた銀の滓(かす)、と彼らは呼ばれる。」エレミヤ書6:29

くぅ~ママのちょっと一言
神はユダに戦闘開始を言い渡します。しかしそれでもなお神は「形式ばかりのいけにえを捧げることを止めよ。先祖が歩んだ祝福の道を歩みなさい。」と言われ、エレミヤに精錬して民の中から悪を取り除くように言われます。しかしそれらはすべて無駄だったのです。捨てられた銀のカスと神は民を呼ばれました。私たちが精錬器にかけられたとしたら、きらっと光る金が見つかるでしょうか。それともカスしか残らないでしょうか。神の目に金と写るものは何なのでしょうか。少しでもきらっと光るものを持って生きていきたいと思います

聖書要約
エルサレムの攻城
ベニヤミンの部族はエルサレムから逃げなさい。テコアで角笛を吹き、のろしを上げて、北方から敵が襲ってくることを知らせなさい。乙女のように着飾ってもエルサレムは滅ぼされるのです。エルサレムに対する戦闘開始と、夜襲攻撃が宣言されます。「エルサレムの城壁を崩せ。エルサレムは泉が湧くように悪が湧きでる。エルサレムよ、これが最後通告です。悔い改めなさい。さもないと、私はあなたたちを見捨てる」と神は言われます。ブドウ園の者が積み残しがないか見回って摘み取るように、残りの者ももう一度滅ぼされます。身分の高い者も低い者も自分の利益ばかりを求め、平和でないのに、世の中が平和であると言う。偶像を拝んでも恥ずかしいとも思わない。私の怒りにあなた方は死ぬのです。
それでも神は「様々な道があるが、先祖が歩んだ神を畏れる道を歩みなさい。そして平安を得なさい」と言われますが、人々は「その道は歩みたくない」と言うのです。だから神は宣言されます。私はこの国に災いをもたらす。高価な香油やいけにえは何にもなりません。北から娘シオン、エルサレムに向かって襲いかかる。民はそれを聞いて恐怖におののき力が抜けてしまいます。エルサレムの町はどこも敵だらけになります。ユダの町よ、喪に服しなさ。あっという間に敵が攻めよせます。
主は言われます。「エレミヤよ、あなたを金を試す者として遣わした。すなわち、民の中から悪を取り除こうとしました。」しかしそれは無駄でした。彼らは捨てられて銀のカスのようなもの、神は彼らを捨てられたのです。