申命記9章 「正しい」からではない
「あなたの神、主は、あなたの正しさゆえに、この良い地をあなたに与えて所有させてくださるのではない。」申命記9:6
くぅ~ママのちょっと一言
ヨルダン川を渡るその日、モーセはイスラエルの民が土地を得たのは自分達が正しいからであったと思い違いをしないように、自己義認を戒める説教をしました。
自分がクリスチャンになって、主の救いに預かったのは自分が正しく、優れた者だったからではないのです。ただ主の哀れみに他なりません。取るに足らない者がクリスチャンとしていただいたと受けとめるべきなのです。義人(本当に正しい者)は1人もいません。唯一の義人は全く罪のない神の子イエスキリストだけです。その義人であるキリストは私たちが罪のために架かるべき十字架の身代わりとなってくださいました。このことを信じるときに、私たちは神から罪ありながら義(正しい者)としていただけるのです。そればかりでなく、神の子とされ、永遠の命と神の祝福が用意されているのです。
聖書要約
かたくなな民
いよいよ今日、あなたたちはヨルダン川を渡って川向こうの国々を征服する時がやってきました。そこには巨人族と言われたアナク人がいます。しかし主が焼き尽くす火となりあなたたちに先立って渡り、彼らを滅ぼすと言われます。しかし、それはあなた方が立派で正しいからではありません。他の国々の民が神に逆らうから神がそれらの民を滅ぼすのです。あなた方はむしろかたくなな民で、主に喜ばれるような民ではありません。わたし(モーセ)が十戒を賜るために40日40夜の間ホレブの山に登ったままになった時、あなたたちはわたしに代わる導き手として子牛の像を造り、主の怒りを招きました。わたしがアロンとあなたたちのために執り成したのです。そのほかも主に背いて、主を怒らせました。そのたびにわたしは「民を滅ぼさないでください」「あなたの僕、アブラハム、イサク、ヤコブとの約束を思い出して下さい」と、主に執り成しの祈りをしたのです。