申命記12章 「礼拝の場所」

「ただがあなたの部族の一つのうちに選ばれる場所で、あなたは全焼のささげ物を献げ、そこで、私があなたに命じるすべてのことを行いなさい。」12:14

くぅ~ママのちょっと一言
遊牧民族のイスラエルの民がこれから約束の地に入れば、定住して農耕を始めることになります。きっと分からないことばかりでしょう。そこで先住民からのしきたりややり方に学ぼうとすることが考えられますが、それをしてはいけないと神はおっしゃっているのです。

また農耕の神の礼拝場所は高台や木の下などどこにでもあるのですが、イスラエルの民は神が決められた中央の聖所で献げものをし、礼拝することが求められました。この章にはこのような信仰と生活に関する規定が記されています。

新約に生きる私たちにとって礼拝の場所はそれぞれの教会の礼拝堂、そして私たちが祈るその場所が聖なる礼拝の場所でもあります。台所でもベランダでもベッドの中でも、どこでもいつでも神と出会うことが出来るのです。

聖書要約
礼拝の場所
約束の地に入った時にあなたたちが忠実に守るべき掟と法です。その国の神々を徹底的に破壊しなさい。そしてイスラエルの民は神が選ばれた場所で礼拝を献げなければなりません。そこに行って焼き尽くす献げ物、いけにえ十分の一の献げ物などを神のみ前で食べ、すべてのことを喜び祝いなさい。ヨルダン川を渡って約束の土地に入ったら、家族、奴隷、町に住むレビ人と共に祝いなさい。
犠牲の肉と血
献げ物は決められたところで献げるのですが、かもしかや雄しかのように献げられない獣を屠るように、動物を普通の肉として食べてもいいのです。しかしその血は食べずに地面に流しなさい。献げ物のときだけは町の中で食べてはいけません。神のみ前で家族、奴隷と共にレビ人を呼んで決められたところで食べなさい。領土が広がって決められた所が遠い場合も自分の町で自由に食べることが出来ます。しかしその血は断じて飲んではいけません。ただ神に献げる時は決められたところで屠らなければなりません。これらの事を行うならあなたも子孫も幸いを得ます。
異教の礼拝に対する警告
約束の地に入ったなら異教の神を滅ぼしなさい。先住民がどうしていただろうなどとは絶対に思ってはいけません。先住民がしていたことを真似てはいけないのです。彼らは息子や娘さえも火に投じて神に献げたのです。