列王記第二8章 「婚姻関係にあったため」

「…アハブの家と婚姻関係にあったため、アハブの家と同じように…主の目に悪とされることを行った」8:27

くぅ~ママのちょっと一言
イスラエルとユダの王が次々と代わっていきます。同じ名前の王がいるので紛らわしです。南王国ユダのヨラム王は北王国イスラエルのアハブ王の娘を妻にしました。アハブの妻は悪名高きイゼベルですから、ユダ王国にもイゼベルの偶像礼拝の罪が入ってきたというわけです。若い夫婦の家庭にとって妻の実家の影響のほうが強いというケースをよく見聞きします。よい文化ならいいのですが、悪い習慣や考え方は受け継ぎたくありません。そもそも若い夫婦が築いた新しい家庭がどちらかの実家とそっくり!ではだめです。まったく新しい、自分達だけの、とびっきり居心地のいい家庭を築こう、そして子どもたちがこの家の子でよかったと思えるように家庭を築こうという決心をする。これが結婚です。

聖書要約

シュネムの婦人への返済
かつてエリシャに息子を生き返らせてもらった婦人はエリシャの勧めで、7年間の飢饉の間ペリシテに住んでいました。飢饉が終わり、故郷のサマリヤに帰ってきて、土地を返還を求めるために、王の所に陳情に出向きました。ちょうどその時王はエリシャの従者ケハジに、エリシャの行った大いなる業について聞いていたところでした。その婦人の話題になった時に当の本人がやってきたのでびっくりです。王は土地畑を婦人に返すように命じました。
ダマスコでのエリシャの預言
アラムの王ベン、ハダドは自分の病気が治るかどうかエリシャに聞いて欲しいと部下のハザエルにらくだ40頭の贈り物を持たせ尋ねさせました。エリシャの答えは「王は必ず治る。しかし彼は必ず死ぬ」でした。それとエリシャは目の前にいるハザエルを見つめ「あなたがイスラエルに災いをもたらすことを知っている」と言って涙を流しました。王の元に帰ったハザエルは王に病気に治ることを伝えました。しかしその翌日、王の顔に布を多い王を亡き者にして自分が王座についたのです。
ユダの王ヨラム
イスラエルの王ヨラムの治世5年に、ユダではヨシャファトの子ヨラムが王となりました。ヨラムはアハブの娘を妻としたので偶像礼拝の罪を犯し続けました。王は神に従ったダビデの故にユダを滅ぼす事はされなかったのですが、エドムやリブナなどがユダに反旗を翻して独立していきました。
ユダの王アハズヤ
イスラエルの王ヨラムの治世12年に、ヨラムの死に、アハズヤがヨラムに代わって王となりました。アハズヤはアハブと婚姻関係にあったため、アハブの家と同じように神の目に悪とされることを行いました。