ヨシュア記1章 「雄々しくあれ」


「わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。強くあれ。雄々しくあれ。」ヨシュア記1:5,6

くぅ~ママのちょっと一言

ヨシュア記の構成ですが、1部はヨシュアへの神の指示と約束。2部はカナン征服。3部は征服した土地の分配。4部は結論と歴史的記述となっています。

ヨシュアはヘブライ語で「ヤハウェ(神)は救い」という意味で、ギリシャ語ではイエスとなります。

ヨシュア記のメッセージは「イスラエルの繁栄は常に神を信頼し、律法の遵守によってもたらされる」ということを読者に伝えることです。
モーセがリーダーとして旅した荒野での40年間も困難の連続でしたが、ヨシュアがリーダーとして戦う、カナン征服も民にとって先が読めないとてつもなく大きな不安の中にいたことでしょう。ヨルダン川の前に立ったヨシュアはどんなに心細かったことでしょう。しかしヨシュアは強く雄々しくリーダーシップを発揮しました。ヨシュアを支えたものはただ神の約束への信頼だったのです。

聖書要約
モーセの後継者ヨシュア

モーセの死後神はヨシュアに「わたしが与えようとしている土地に行きなさい」と言われました。荒野からレバノン山(さん)を超え、ユーフラテス川、そして太陽の沈む大海(おおうみ)まであなたがたに与えようと神は言われたのです。そして神は

①あなたの前に立ちはだかる者はない。

②神が共におられること。

③あなたを見離したり見捨てたりしないと約束されました。また神は

①強く雄々しくあること。

②律法を忠実に守ること。

③右にも左にもそれず、神にしたがうようにと命じられ、そうすればあなた方は行く先々で栄え、成功すると言われました。

神の言葉をいただいたヨシュアは民の役人達に命じました。

「3日のうちにヨルダン川を渡って土地に攻め入るので準備するように。

またモーセが存命中にヨルダンの東の土地を既に分配されていたルベン、ガド、マナセの半部族には神が与えてくださった安住の地に妻子を残して、勇士は同胞達に先立って進みなさい」と。

彼らは、モーセに従ったようにヨシュアに従いますと答えました。