ヨシュア記2章 「立ち向かう者はいない」
「私たちは、それを聞いたとき心が萎えて、あなたがたのために、だれもが気力を失ってしまいました。」2:11
くぅ~ママのちょっと一言
ヨヨシュアは40年前にモーセに命じられて、約束の地カナンを偵察に行きました。12人の者が偵察に行ったのですが、神のみこころに適った報告をしたのはカレブとこのヨシュアだけでした。あれから40年の歳月が流れ、今また約束の地を前に斥候を放ったのです。そこで遊女ラハブから情報を得、そして助けられました。
このラハブですが、イエスの家系に名前が出てくるあのラハブです。元々は遊女という罪の生活をしていた女性です。しかしラハブの転機は二人の斥候を通して神に出会ったことでした。その時ラハブは神がされたことに心を留めて信じ、真の主と告白しました。神のご計画に自分の生き方を合わせたのです。
聖書要約
エリコを探る
ヨシュアは二人の斥候(スパイ)に、エリコとその周辺を探らせました。二人はエリコの町の遊女ラハブの家に入って泊ったのですが、町にスパイが入ったことが王の知れるところとなり、憲兵がラハブの家にやってきて「二人を引き渡せ」と言いました。ラハブは二人を屋上に匿い、憲兵には「確かにそのような人たちがここに来たけど、スパイとは知りませんでした。その人たちは既に町の外に出て行きました。追いかければまだ追いつくかも知れません。」と答ええました。
そして屋上の二人に、イスラエルの人たちがこの町を攻めようとしていることで、町の人たちは怖気づいてしまっていることを教えました。なぜならイスラエルの人たちが干上がった紅海を渡ってきたことやオグやシホンの王を絶滅させたことを聞いて、町の人たちは戦う気力すら失ってしまっていたのです。
ラハブは「私はあなた方を導いた神こそ真の主で、天地を作られた神であることを知っています」と言って、赤い紐を垂らして二人を城壁の外に逃がしました。ラハブの家は城壁のそばにあって、入り口は町の中にありますが、城壁が背後の壁になっていたのです。ラハブがあなたたちがこの町を襲う時には私たち一家を助けて欲しいと頼みますと、二人は窓にこの赤い紐を結び付けて置くように言いました。これを印にして、この家を守ろうと約束したのです。二人はラハブの助言通り、山に逃げ、3日ほど経った後、ヨシュアの元に帰りました。そして「神はあの町を我々の手に渡されました。あの町の者達は皆我々のことで怖気づいています」と報告したのでした。