士師記12章 内紛

「こうしてそのとき、四万二千人のエフライム人が倒れた。」士師記12:6

くぅ~ママのちょっと一言
ヨセフ族にはエフライム族とマナセ族がありますが、そのエフライム族がギレアド人をバカにしました。ギレアド人はヨセフ族を逃げ出した者たちであり、ギレアド人たちはエフライムやマナセの中でおとなしくしていればいいのに生意気だというわけです。それを聞いてギデアド出身のエフタは怒って、ヨルダン川の渡し場でエフライム人を捕らえて殺害します。エフライム人は「穂」と意味する「シイボレト」を「シボレト」と発音することで見分けました。もともとどちらもヨセフの子孫なのに悲しいことです。
人は馬鹿にされると腹を立て、自分を優位にする為に他の人の心をずたずたに踏みにじむことがあります。「夕方5時からしか1時間しか働けなかった人にも、朝から働いた人と同じ賃金を払ってやりたい」とおっしゃる神の愛と赦しの世界が、私たちの間でも実現するように願わずにはおれません。5時からしか働けなかったような私にも神はあふれんばかりの愛を注いでくださるのですから、もっと謙遜になって、神の愛に応えていかなければならないと思います。

聖書要約
エフライム族がツァフォンに兵を集めてエフタに言いました。「アンモン人と戦う時に、なぜマナセには声をかけてエフライムには頼まなかったのか。お前を家もろとも焼き払ってやる」と。エフタは「以前エフライムに助けを求めた時に助けてくれなかったから、当てにせず、命がけで戦ったのではありませんか。神が味方してくださったので勝利したのです」と言いました。エフライムはエフタが属するギレアドのことを生意気だとバカにしたので、エフタは兵を集めてエフライムを攻撃しました。エフタはヨルダン川を手中に収めて、そこに逃げてくるエフライム人を言葉のなまりで見分けてことごとく殺害したのです。
エフタは6年間イスラエルで士師として働きましたが世を去り、ギレアドの町に葬られました。
イブツァン
ベツレヘム出身、7年間士師としてイスラエルを裁きました。
エロン
ゼブルン人、10年間士師としてイスラエルを裁きました。
アブドン
ヒルアトン人、8年間士師としてイスラエルを裁きました。