サムエル記第一7章 「助けの石」
「サムエルは一つの石を取り、ミツパとエシェンの間に置き、それにエベン・エゼルという名をつけ、「ここまで主が私たちを助けてくださった」と言った。」サムエル記第一7:12
くぅ~ママのちょっと一言
神の箱がイスラエルに戻ってきたものの依然イスラエルはペリシテからの圧力により、神から見離されたような状態にありました。民はサムエルの言葉に従って神に立ち返ったとき、神はペリシテの軍を鎮圧してくださり、イスラエルに平和がもどりました。神に信頼し、神に助けを求める人を神は見離される事はありません。時には辛い状況(試練)が続くことがあるかもしれません。しかし神は私たちに災いを与えるのではなく、平和を与えようとしてくださるのですから、試練の向こうに特別の幸いを用意していてくださると信じて試練を乗り越えたい思うのです。「それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」(エレミア29:11)
聖書要約
神の箱はキルヤト・エアリムのアビナダブの家に運び込まれ、聖別されたアビナダブの息子のエルアザルが神の箱を守ることになりました。
イスラエルの指導者サムエル
神の箱がキルヤト・エアリムに安置されてから20年が過ぎました。依然イスラエルはペリシテに圧迫され、虐げられた状況にありました。サムエルは神に立ち返るように民に言いました。偶像のアシュタレトやバアルを取り除き、そして全員ミツパに集め、神に礼拝し断食をしたのです。その時ペリシテ人がミツパに攻めて来ました。サムエルが神にいけにえを献げ、助けを祈ったところ、神は雷鳴を持ってペリシテ人を打ち負かされました。サムエルはそのところに石を1つおき、エベン・エゼル(助けの石)と名付けました。ペリシテ人はサムエルの時代を通して攻めてくる事はなく、奪い取られていた領土もイスラエルに返されました。サムエルは毎年ベテル、ギルガル、ミツパを巡り歩いて民の裁きを行い、ラマに戻る生活をしました。ラマでも裁きを行い、神に祭壇を築きました。