サムエル記第一19章 ダビデに殺意を抱くサウル王

「わざわいをもたらす、の霊がサウルに臨んだ。」サムエル記第一19:9

助産師永原のちょっと一言
比較されて優劣をつけられることは「優」の側も「劣」の側も決して幸せではありません。優位にいる方は傲慢の罪に陥る危険がありますし、傲慢生きる人生は寂しいです。また劣ると見なされた方は本当に辛い思いをしますし、時には大きな負のエネルギーを生むことにもなりかねません。自分自身への評価であれば冷静に受け止められても、そこに他人と比較される言葉が入るとそれは感情的になってしまうものです。私たちたちは決して人を比較してはいけないのです。また自分自身も他人と比較する必要はないのです。
サウルは民にダビデと比較されたことで、ダビデに殺意を抱くようになりました。神から見放されたサウルには、ダビデの功績を大きな愛で喜ぶことができなくなかったのでしょう。もし自分より賞賛を受ける人がそばにいても、心からそれを喜べような豊かな愛を主からいただいて生きていきたいです。

聖書要約
ダビデの逃亡
サウル王は息子のヨナタンや側近にまでダビデ殺害を命じるようになりました。ダビデに深い愛情を抱いているヨナタンはダビデにこのことを告げ、身を隠すように言う一方、父サウルにダビデの正しさを説きました。サウルはその言葉を聞き入れて「主は生きておられる。彼を殺しはしない」と、誓いました。そこでダビデはこれまで通りサウルの側で仕え、ペリシテとの戦いでは勝利を治め続けました。
ところがある日またサウルに悪霊が下りました。サウルの側で竪琴を弾いていたダビデにまたもや槍を投げたのです。ダビデは逃げて難を逃れましたが、王はダビデの家に兵をやって暗殺しようとしました。妻ミカルはダビデに危機を知らせ、窓から逃がしました。ミカルの父であるサウルは「なぜ逃がしたのか」とミカルを責めましたが、ミカルはダビデに脅されて…と矛先をかわしました。
ダビデはラマのサムエルのところに行ってサウルの仕打ちを報告しました。サムエルはナヨテにダビデを連れて行ってそこで住むことにしました。しかしサウルの知れるところとなり、兵が差し向けられたのです。しかし兵は預言をしている一団に会うや、御霊が彼らにも下り、預言を始めたのです。次に遣わされた兵士たちも同じく預言を始めました。そこで王自身がナヨテに向かったのですが、その途中で霊が下り、サウルも預言を始めました。そして一昼夜、サムエルの前で裸のままで倒れていたのです。