サムエル記第二14章 「許しを請ったアブサロム」

アブサロムは二年間エルサレムに住んでいたが、王の顔を見ることはなかった。」サムエル記第二14:28

くぅ~ママのちょっと一言

ダビデの子育てを考える時、放任と無視という大変残虐なやり方ではなかったかと思います。私は少年院に年6回ほど講演に行きます。もちろん少年たちは加害者ではありますが、生育暦の中で非行せざるを得なかった何かがあったんだろうと思うのです。アブサロムの中にもそれを感じます。美男子であったと書かれていますが、心は決して穏やかではなかったのです。もし本当の理解者が彼のそばにいたら、アムロンを殺すことも、逃亡することも、ヨアブの地所に火を放つこともこれから引き起こす大事件もなかったと思います。

そもそもこれらの根本的な誤りは神に祈り求める言葉がまったくないことではないかと思います。

誰からも理解されなくても神は自分の事を分かってくださり、見守ってくださっていることを確信できたら、人生を間違わずに生きていくことが出来ると思います。

聖書要約
ダビデ、アブサロムを赦す
ヨアブはアブサロムに会いたいと思っているダビデ王の気持ちを察して、一計を講じます。知恵者として評判の高かったてテコアの女を呼び寄せて、王に虚偽の陳情をさせます。それは「二人の息子がけんかをしたのですが、誰も仲裁に入ってくれず片方が殺されてしまいました。親戚の者たちが残った息子を生かしておくわけにはいかないと言うのです」とのこと。それを聞いたダビデはだれも息子に手出しが出来ないようにすると誓ってくれたのです。さらに女はそれと同様のことが王家でもおこっていることを指摘します。追放されているアブサロムを赦してあげてほしいと。ダビデはヨアブが女を遣わして言わせていることを悟ります。そしてヨアブにゲショルに逃亡しているアブサロムを連れ戻すように言います。しかし王への目通りは叶いませんでした。アブサロムはたいそうな美男子であり、3人の息子とタマル(アブサロムの妹と同じ名前)という娘がいました。
アブサロムはエルサレムに戻って2年が経つというのに父ダビデの目通りは叶いません。アブサロムはヨアブに人を遣わして、父と会えるようにしてもらおうとしますが、ヨアブは来ようともしませんでした。アブサロムはヨアブの地所に火を放ちます。ヨアブがアブサロムの家に行きますと、アブサロムは呼んでも来なかったから火を放ったと言います。そして父に会えるようにしてほしいと頼みました。ヨアブの進言で王はアブサロムを呼び寄せ、口付けをしたのです。