歴代誌第一14章 「主の側に身を置く」


「ツロの王ヒラムは、ダビデの王宮を建てるため、ダビデのもとに使者と、杉材、石工、木工を送った。」14:1

くぅ~ママのちょっと一言

ダビデの名声を高められたのは神であったと書かれています。そのことを賞賛して友好関係を築こうと贈り物を携えてきた国があったかと思えば、ペリシテの国のようにダビデの台頭を良く思わない国もありました。
人の活躍に対して拍手を送って喜ぶ気持ちもあれば、嫉妬や脅威の気持ちが頭をもたげることもあります。

しかし気をつけなければならないのは神が働かれている時に神に反対する側に回ってはいけないということです。神の働きであるかどうかの見極めは難しいとは思いますが、一つの方法は得られる「実」を見ることではないかと思います。新約聖書のガラテヤの信徒への手紙5:22には「み霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」とあります。このような実を結んでいれば神の働きと言えます。神が働かれる側で喜んでその働きに参与したいと思います。

聖書要約
ダビデ王の勢力増大
 ティルスの王ヒラムはダビデ王の王宮建設のためにレバノン杉や大工、石工などの贈り物を携えた使節を遣わしました。ダビデは神がイスラエルの王として揺るぎない者にして下さったことを知りました。また神の民のために彼の王権を非常に高められたことを悟ったのです。
ダビデはエルサレムでも妻をめとり、さらに子供が与えられました。
 一方ダビデが王となったことを聞いたペリシテ人は戦いを仕掛けてきました。ダビデが神に攻め上るべきかどうか託宣を求めると神は「攻め上れ。あなたの手に渡す」とのこと。ダビデがその通りにした結果、ダビデは勝利を得ます。ペリシテは自分の偶像の神々を捨てて逃げ去ったのです。ダビデはそれらのものを火で焼かせました。ところが再びペリシテ人が攻めてきました。ダビデが託宣を求めると神は「彼らを避けて回りこめ。神が先んじて出陣される」とのことでした。ダビデは命じられたとおりに行動し、ペリシテ陣営を打ち滅ぼしたのです。このようにしてダビデの名声は全ての国々に及びました。神は諸国の民が皆がダビデを恐れるようにされたのです。