歴代誌第一21章 「人口調査の目的」


「私をの手に陥らせてください。主のあわれみは深いからです。」歴代誌第一21:13

くぅ~ママのちょっと一言
Ⅱサムエル記24章との並行記事です。
人口調査は神の主権の侵害に繋がることです。モーセも人口調査をしたことが民数記に出てきます。しかしそれは神が命じられたことでした。同じ人口調査でも目的が異なるのです。
神は心を見られる方でありますので、同じことをしたとしてもその心がどのようなものであるかご存じです。

私たちもダビデのように神に委ねながらも、自分の力を計算したくなることがあります。ただ自分の力を計算することそのものが悪いというわけではありません。自分に与えられた力を神に感謝し、これを神に用いてくださるように祈るならば、それ自体は悪いことではないと思うのです。

聖書要約
ダビデの人口調査
サタンがイスラエルの人口を数えるようにダビデを誘いました。命令を受けた最高司令官のヨアブは「戦うことが出来る者が何人であろうとも、主が百倍にでもしてくださいます」と、人口調査をすることは神に対して罪を犯すことになると王に進言したのですが、ダビデは聞き入れません。ヨアブはイスラエルとユダの中で剣を取ることができる男子の数を調べました。しかしその後ダビデはこの事を罪と気付き、神にざんげの祈りをささげました。神は先見者ガドを通してダビデに3つのことから選ぶようにとの指示が告げられます。一つ目は3年間の飢饉、2つ目は3ヶ月間敵の剣に攻められること、3つ目は主の剣として3日間の疫病でした。ダビデは神のご慈悲は大きいと神の剣にかかることを選びます。そこで神は疫病をイスラエルにもたらせるために御使いを遣わされたのです。この災いによって7万人が倒れました。神はエブス人オルナンの麦打ち場にいる御使いにその手を下ろすように言いました。ダビデはエルサレムに向かって来る御使いを見て、神に祈ります。「罪を犯したのは私ですから、民に災難を遭わせないで下さい。み手が私と私の父の家に下るように」と。ガドと通して神から麦打ち場に祭壇を築くように言われたダビデはオルナンから麦打ち場を買い取り、祭壇に焼き尽くす献げ物と、和解の献げ物をささげ祈りました。神は御使いに剣をさやに戻すように言われました。ダビデはギブオンの聖なる高台に主の幕屋も祭壇もありましたが、ダビデは神の御使いの剣を恐れて、そこへは行くことができなかったのです。