歴代誌第二3章 「最高をささげる」
「前に付く玄関は、長さが神殿の幅と同じ二十キュビト、高さは百二十キュビトとし、その内側を純金でおおった。」歴代誌第二3:4
くぅ~ママのちょっと一言
神殿が着手されました。5章までその仕事について書かれています。まず大きさですが、天井の高い神殿ということが分かります。その内部を上等の金で覆い、彫刻が施されました。ソロモンはどんなにきれいな細工を施し、豪華に作っても、まだ足りないという思いだったのではないでしょうか。ソロモンは持てる力を出し切って、精一杯の神殿を神に献げたのです。信仰の世界は計算が成り立ちません。普通なら後のことを考えたり、手加減したりして使える範囲を考えますが、信仰の世界は思い存分、精一杯の世界です。その心を神はご存じなのだと思います。
聖書要約
ソロモンは治世4年に、モリヤの山で神殿建築を始めました。そこは神がダビデに出会われた、エブス人オルナンの麦打ち場があったところです。
神殿の土台は長さ30m、幅10m、屋根の高さは60mでした。神殿の主要な部分は糸杉で覆い純金を張りつめ、なつめやしと鎖の彫刻が施され、壁の内側はさらに美しさを増すため、宝石で飾られました。金も最高のものが使われ、壁にはケルビム(天使を象徴する像)が彫られました。神殿の奥に至聖所が作られました。そこには金のケルビムの像が2つ据えられました。ケルビムは床に立ち、顔を部屋の外に向け翼を部屋いっぱいに広げていました。至聖所の入り口にはケルビムの模様が施された青と紅の幕をかけました。神殿の前には2本の柱を立て、それぞれヤキンとボアズと名付けられました。