歴代誌第二18章 「歩調を合わせた合わせた王」


「…ラモテ・ギルアデに攻め上るよう誘った。」歴代誌第二18:2

くぅ~ママのちょっと一言
この章の並行記事が列王記上22章に書かれています。天ではアハブが敵の手で殺されることが分かっていました。預言者もうその預言をするように神の霊が働いていました。そんな中ヨシャファトは神を信じていないアハブと婚姻関係と結んだり、一緒に戦うことに同意したり、神の預言者が牢に入れられるのを止めませんでした。

「あなたがたはこの世に倣ってはいけません」(ローマ12:2)と新約聖書が教えています。ヨシャファトはこの世に倣い、この世と歩調を合わしてしまったのです。ヨシャファトはその戦いで殺されそうになります。私たちはどんな時でもまず神の御心を求め、しっかり神の側に立ち、行動を考えていきたいと思います。

聖書要約
預言者ミカヤとアハブ王の死
ヨシャファト王は財産が増え、国も栄えました。彼はイスラエルのアハブ王の娘を息子の嫁にし婚姻関係を結びました。ある時ヨシャファトがアハブを訪ねたときのことです。アハブ王がラモト・ギレアドを一緒に攻めようと言います。ヨシャフトは「私はあなたと一体です」と、共に戦うことに同意しました。戦う前に、ヨシャファトはアハブ王に神の言葉を求めるように言います。そこでイスラエルの預言者が呼び集められました。預言者たちは口を揃えて王の勝利を預言しました。ヨシャファトは他の預言者はいないのかと尋ねると、王はミカヤという預言者がいることを告げます。しかし王はミカヤを嫌っていました。王に災いが下ることばかり預言するからです。ヨシャファトが尋ねたので、王はミカヤを呼びました。ミカヤは本当のことを言うように王から言われ、この戦いで王は死ぬことを預言します。そして天ではアハブ王お抱えの全ての預言者が偽りの預言をするようにとり計られたと話しました。それを聞いた王は怒り、ミカヤを牢に入れ、わずかな食料で王が帰ってくるまで生き延びさせておくように言います。
いよいよ出陣です。アハブ王は「自分は王の格好でなく、変装します。あなたは王の服装で戦いに出てください」と言ったのです。戦いに出てみると敵軍はヨシャファトをアハブ王と思い、包囲しますが、ヨシャファトが神を呼び求めると、神はヨシャファトを敵をから守られました。一方一人の兵士が何気なく引いた矢でアハブ王は痛手を負って息絶えてしまったのでした。