歴代誌下20章 「神の戦いである」


「これはあなたたちの戦いではなく、神の戦いである」20:15

くぅ~ママのちょっと一言
「神の戦い」という言葉が出てきますが、主が戦ってくださると言うのはなんと心強いことかを思います。モーセの出エジプに際しても主が戦ってくださいました。「恐れてはいけない。しっかり立って、きょう、あなたがたのために行なわれる主の救いを見なさい。あなたがたは、きょう見るエジプト人をもはや永久に見ることはできない。 主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない。」出エジプト14:13、14
ヨシュアのカナン征服の戦いも全て主の戦いでした。
そしてイエスキリストの十字架こそ最大の「主の戦い」ではないでしょうか。私たちを約束の地に招き入れられるために主が戦ってくださったのです。

聖書要約
ヨシャファトの勝利
モアブ人とアンモン人とメウニム人の大軍がユダを攻めてきた時のことです。ヨシャファト王に大軍が近づいてきているという知らせが入った時、ヨシュファトはユダの人々に断食を呼びかけました。王を始め、人々はエルサレムの神殿に集まり、神に求めたのです。王は会衆の前に立ち、神に祈りました。「私たちの先祖の神、全地を支配しておられる神、神の計り知れない力に誰も立ち向かう者はいません。主は私たちが苦悩の中で祈り求める時、必ず助けてくださると私たちは信じています。今モアブ人、アンモン人、メウニム人が攻めてきています。我々が約束の地に入る時にこれらの国に入ることを主はお許しにならなかったので、彼等を滅ぼさなかったのですが、今彼らは我々を追い出そうと攻めてきています。あのような大軍を迎え撃つ力は我々にはありません。ただあなたをあおぐしかないのです」と。その祈りに、主の言葉がレビ人ヤハジエルに臨んだのです。「恐れるな。おじけるな。これはあなたがたの戦いではなく。神の戦いである」と。その言葉を聞いたヨシュファト王は地にひれ伏し、神を礼拝し、讃美したのです。翌朝、ヨシャファトは民に「主に信頼せよ、またその預言者に信頼せよ。そうすれば必ず勝利を得ることができる」と言い出陣しました。軍の先頭は聖歌隊です。聖なる衣服をまとい「主に感謝せよ。その慈しみはとこしえに」と讃美して進んだのです。彼らが讃美し始めた時、神は敵陣に同士討ちを起こさせられました。ヨシャファトが大軍に近づいたときには、生き残った者は一人もいませんでした。ユダは戦利品を3日かけて奪い去り、4日目にはベラカの谷で神を称え、そしてエルサレムに凱旋したのです。
ヨシュアファトは35歳で王となり25年間エルサレムで王位にありました。神の目に適う正しいことをしたのですが、丘の上にある偶像の宮を取り除くことはしませんでした。また晩年ヨシュアファト王はイスラエルのアハズヤ王と協定を結び船団を作りました。「主がヨシャファトの事業を打ち破られる」というエリエゼルの預言どおり、タルシシュ行きの船は難破しました。