エズラ記9章 「娶ってはならない」
「それは、あなたがたが強くなり、その地の良い物を食べ、これを永久にあなたがたの子孫の所有とするためである」エズラ記9:12
くぅ~ママのちょっと一言
イスラエルの民は神に選ばれた民ですので純血を守らなければならず、異教徒との結婚は禁止されていました。異教徒との結婚は異教の風習をイスラエルに持ち込むことになるからです。そもそも妻の影響もさることながら、その子にとっては母となり、その影響は絶大であることはイスラエルの歴史が物語っています。結婚は双方の生家の文化の融合という面がありますが、こまごました事は意見を出し合って、自分達の文化を築いていっていいと思いますが、譲ってはいけないもの、守らなくはならないもの、妥協してはいけないものもあることを覚えたいと思います。
聖書要約
異民族の娘との結婚
エズラたちがエルサレムに帰還し、盛大な礼拝が行われ、エルサレムでの生活が始まったそんなある日、長老たちが私(エズラ)を訪ねてきて、「帰還してきた者やその息子に、この地の住民の娘を嫁にしています」という報告がありました。官職や長たる者が率先してそのようなことをしているというのです。それを聞いたエズラが着物を裂き、打ちのめされたように座り込んでしまいました。そして夕方になってついに神に祈ったのです。
エズラの祈り
「私たちはあなたに罪を犯してしまいました。あなたは私たちを奴隷の地から解放してくださり、ペルシャの諸王に神が働きかけてくださったので、私たちは神殿も再建してこの地で暮らせるようになりました。それなのに、異邦人である彼らの娘を嫁にするとは…。彼らと同盟を結ぶことによって得る繁栄を求めてはならないという神のご命令に従うことが出来なかったのです。この罪のために一人残らず滅ぼされても仕方がない私たちです。恵み深い神の前にただひれ伏すしかありません」と。