エズラ記10章 「告白の祈り」

エズラが神の宮の前でひれ伏して、涙ながらに祈り告白しているとき、男や女や子どもの大会衆がイスラエルのうちから彼のところに集まって来た。」エズラ記10:1

くぅ~ママのちょっと一言
イスラエルの民のアイデンティティーは民の純血と守ることでしたから、異民族との結婚は神への背信でした。厳しすぎるようですが、旧約の時代は律法を守ることで神から祝福を受けることができるという契約でしたから、守らなければ裁きが下ります。新しい約束(新約)では、私たちの罪の身代わりのために十字架に架かってくださったイエスキリストを信じることによって、私たちは救いの祝福をいただくことが出来ます。恵みにより救いにあずかったのですから、聖書のみ言葉に従って生きるのは当然のことで、これがクリスチャンのアイデンティティーです。

聖書要約
異民族の妻子との絶縁
異民族と結婚した者が多数いると聞いたエズラは神殿の前でひれ伏して涙ながらに祈っていると、次々と民が集まってきて大きな会衆となっていました。エラム族のシェカヌヤが口火を切りました。「私たちは神に対して罪を犯してしまいました。しかし未だ希望はあります。私たちが異民族の妻子と離縁することです」エズラも立ち上がり、皆に協力してくれるように呼びかけました。その後もエズラは嘆き悲しみ食べ物が喉に通らないほどで一夜を過ごしました。
それから捕囚から帰還した全ての民は3日以内にエルサレムに集まるように布告されました。集まらない者は財産を没収され、民から追放されるという厳しさです。このようにして集まってきた民にたいして、異民族の女性を妻にしたことは神に対する大きな罪であることを言い渡し、離縁することを命じたのです。民は大声で泣きましたが、それに従うことを誓ったのです。中には異議を申し立てた者もいました。しかしほとんどの民は誓いを実行し、雄羊を1頭献げたのでした。そのようにした者は111名で、祭司が17名、レビ人が6名、詠唱者が1名、門衛が3名、他に84名でした。