ヨブ記22章 「和解」

「さあ、あなたは神と和らぎ、平安を得よ。そうすれば幸いがあなたのところに来るだろう。」ヨブ記22:21

くぅ~ママのちょっと一言
エリファズはヨブの不幸は罪によるとしか考えられないと、その罪を突きつけます。そして罪を認めれば幸せになれると諭します。
確かにヨブは完璧な人間ではありません。しかしそれを指摘する三人の友も同じ罪を持っているのです。
「兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太には気がつかないのか」(マタイ71~3)と新約聖書マタイによる福音書にあるように、人が人を裁いてはいけないのです。裁くことが出来るのは主なる神お一人です。そして私たちの罪の赦しの道をイエスキリストによって与えてくださったのも主なる神です。御心を人間の知恵で安易に推測してはいけないのです。

聖書要約
ヨブと三人の友の議論 三
エリファズが答えました。
「人間が神の役に立つとか、人間が完全だからと言って神が得するわけではない。あなたが神を畏れているのに神があなたを責められることはない。あなたは罪があるから罰せられているのだ。着ているものを質草に取っても何も与えず、裸の人からなおも剥ぎ取ろうとした。乾いている人に水を与えず、飢えた人に食べ物を与えず、権力のある人には好きな所に住まわせる。気の毒な未亡人に何も与えず、孤児の腕を折る。そんな悪を行っているから突然の恐怖に取り付かれるのだ。
神は高い所におられる偉大な方。ところがあなたは言う。「だから神は私がしていることが見えないんだ。」しかし昔から罪を犯した人を神は見ておられる。
神に従い、神と和解しなさい。そうすればあなたは幸せになるだろう。神の教えを守り、神に立ち返り、間違ったことを改めなさい。そうすれば、神の慈しみを受けることができる。金銭欲から離れれば神があなたの宝となる。祈れば応えられ、望むものは与えられる。神は謙遜なものを救われる。あなたが清くなれば罪人を救う事だって出来る。」