ヨブ記32章 悟り
「確かに、人の中には霊があり、全能者の息が人に悟りを与える。」ヨブ記32:8
くぅ~ママのちょっと一言
年若いエリフが口を開きます。ほかの3人はイスラエルからすると外国人ですが、エリフはアブラハムの兄弟ナホルの2番目の子ブズの子孫に当たり、よりイスラエルの神学に近い理論を示すことが出来る人物と言えます。しかし怒りから発せられる言葉はたとえそれが真理であったとしても相手を傷つけ、関係を壊すだけです。真理を語る時には相手を心から思いやる愛が必要なのです。
聖書要約
3人の友はヨブに答えるのを止めました。自分が潔白だと言い張るからです。このやり取りを聞いていたラム族のエリフは怒りました。ヨブが自分は正しいと主張することと、3人の友人がヨブに罪ある事を認めさせることが出来なかったからです。また彼が一番年が若かったので、しゃべるのを控えていたのですが、たまりかねて口を開きました。
「私は年若く、皆さんは大先輩なので、意見を言うのを控えていた。しかし人に知恵を与えるのは神なので、私の話も聞いてほしい。「人に罪を認めさせるのは神だけだ」などと言い訳をしないでほしい。3人は気がくじかれて口をつぐんでしまった今、私は言わせてほしい。言いたい事は沢山ある。密封した酒樽のように張り裂けそうだ。遠慮なく言わせてもらいたい。それが神に罰せられないことだから。