詩編9編 正しい裁き

「あなたは御座に就き、正しく裁き、わたしの訴しかし はとこしえに御座に着き さばきのために王座を堅く立てられた。」詩篇9:7

くぅ~ママのちょっと一言
9編と10編はアルファベッドの詩になっているのだそうです。しかし9編は感謝の歌、10編は嘆きの歌となっています。一貫性に欠くことから別の詩人の作とも言われています。
9編は神の愛の内に生きることへのこみ上げる喜びを歌い上げています。自分中心に思いあがって生きる人たちを神が裁かれることを確信して感謝を捧げています。
確かにこの世は必ずしも正しい人が評価されるとは限りませんが、神の目は一人一人を正しく評価してくださいます。人の評価を気にせず、神の目を感じながら生きていく者でありたいです。

聖書要約
ダビデの歌
ああ主よ、心からあなたを称えます。神様のおかげで私は喜びがこみ上げてきます。敵は御前でたじろぎ滅び去ります。神は私の潔白を証明してくださり、悪者を永久に抹殺してくださいました。神は永遠に生きておられ、正しく裁かれる方です、神は苦しんでいる人の隠れ家です。あなたに助けを求める人を決して見捨てる事はなさいません。
エルサレムに住まわれる神に讃美を捧げます。神は流された血、貧しい人の叫びを心に留められます。
ああ主よ、私を哀れんでください。私を憎むものの手にかかって苦しめられています。どうかお救い下さい。そうすればエルサレムの城門で神を称え、みなの前で救いの喜びを歌い踊ることが出来ます。神を知らない悪者達は地獄に放り込まれます。神は困っている人の困窮をいつまでも放って置かれません。主よ、どうか人間が思いあがることを許さず、神を知らずに悪を行う人を裁いてください。

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