詩編22編 絶望から希望へ

「地の果てまですべての人が主を認め、御もとに立ち帰り、国々の民が御前にひれ伏地の果てのすべての者が 思い起こし に帰って来ますように。 国々のあらゆる部族も あなたの御前にひれ伏しますように。」22:27

くぅ~ママのちょっと一言
22編はイエスの十字架の出来事が歌われています。イエス様が十字架に架かられたときに、ここに書かれたことが実際に起こります。嘆き、信頼、絶望、神にある希望など次々と詩人の心を襲う様子が手に取るようにわかります。
私たちも苦難にあったときに同じような思いで祈ります。祈りの中で色々な思いを吐露しますが、しかし祈りの最後は必ず希望です。だから涙を拭いて一歩踏み出すことができます。イエスが歩まれた道は苦難の道ですが、最後は勝利でした。そのみ跡に従って歩みたいと思います。

聖書要約
わが神わが神、どうして私をお見捨てになるのですか。昼となく夜となく呼び求めても答えて下さらない。しかし神は清いお方です。先祖も神のみ座を取り囲み讃美しました。神は神に信頼していた彼らを助け出してくださいました。神に助けを求める者を神は放っておかれません。しかし人は私を虫けらのように嘲笑います。「お前は神にお気に入られているとうぬぼれていたじゃあないか。神に助け出してもらえたら、信じてやろうじゃあないか」と。
私は乳飲み子の時から、いや母の胎内にいる時からあなたにすがってきました。私から離れないで下さい。私を助ける者はいないのです。
雄牛や猛牛や獅子が私に襲いかかります。私は骨もはずれ、心は蝋(ろう)のように溶け、口は渇いて、舌が上あごに張り付きます。しかしあなたは私を塵を死の中に打ち捨てられました。犬が私を取り囲むように、私はさらし者にされ、眺められ、人々は私の着物を分けようとくじを引きます。神よ、私の側にいてください。悪人たちから私をお救いください。
神は必ず私をお救いくださるに違いない。私は兄弟達の前であなたを語り讃美します。神を畏れる者は皆神に栄光を帰せよ。神は貧しい者の叫びを聞いてくださいます。私たちは感謝をささげ、たらふく食べて満足します。神を求める者に永遠のいのちが与えられますように。
そしてすべての人が神を信じ、神にひれ伏しますように。神が全世界を治められ、すべての人々、死に下った人々も神の御前に身をかがめます。私の魂は命を得、子孫もあなたに仕え、恵を得るでしょう。

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