詩編31編 委ねます
「まことの神、主よ、御手にわたしの霊をゆだねます。わたしを購ってください」31:6
くぅ~ママのちょっと一言
敵ばかりか、親しい人たちにまで裏切られ、心も体もずたずたになった詩人は、この身の嘆きと神への信頼を交互に詠み進めます。
「御手にわたしの霊を委ねます」というイエスの十字架上の言葉が入った詩篇として知られています。神が見捨てられたように思えるようなときにも、神は私の側にいてくださることを知って、心から神を褒め称えているのです。
祈っているのに、事態が好転しない。それは私の祈りを神が聞いてくださらないのではないのです。私の思い通りにならなくても神のご計画が遂行していくために私が用いられているなら、これほど素晴らしい事はないではないですか。
聖書要約
主よ、あなたはわたしの砦。あなただけが頼りなのです。どうか敵の手から助け出してください。まことの主よ、御手にわたしの霊を委ねます。神に信頼します。
神は私を敵の手に渡すことなく、安全な場所に移してくださいました。
私は苦しみ、嘆きのあまり体はずたずたで、力つきてしまいました。敵は言うに及ばず、隣人や友人にまで悪しざまにののしられます。デマや中傷が広がり、人々が私に対して陰謀をめぐらしています。
しかし私はあなたへの信頼を失わず「あなたこそわたしの神」と申し上げました。神は私をお救いくださいます。神に逆らう者こそ陰府(よみ)に落とし黙らせてください。み恵は如何に豊かなことでしょう。あなたに身を寄せる者をあなたはかくまってくださいます。
神を称えよ。私が「神は私を見捨てられた」と言ったのは私の間違いでした。確かに神は私を救ってくださったのです。神の民よ、こぞって神を愛し、雄々しく立ち上がりなさい。