詩編39編 信仰による沈黙

「 私は黙し 口を開きません。 あなたがそうなさったからです。」詩篇39:9

くぅ~ママのちょっと一言
病床にある人の嘆きの詩です。詩人は苦痛の現実を前に口を閉ざしますが、それもままならず。苦しい胸の内を神に訴え、助けを求めます。
詩人は、私たちの命は手の幅ほどの長さ、神の目からは一瞬であり、しかも人の営みはなんと空しいものでしょう。私たちはこの地上を仮の宿とする旅人であると言います。
しかしそんな空しい私たちの命ではありますが、その命はなんと神のものであり、神は「あなたは私の目には高価で尊い」と言ってくださいます。その神を見上げることによってのみ私たちの命は生かされるのです。

聖書要約
私は言いました。「神を信じない者の前で、不平を言うのはやめよう」と。しかし沈黙をすればするほど、体の中で火が燃え上がるのです。私はついに口を開きました。主よ、私たちが地上で生きる期間はわずかです。神の目からは一瞬です。人はあくせくと富を築きます。何一つ残せるわけではありません。ですから私はあなたに望みをおきます。私が罪に負けたりしないように助けてください。神を知らない者たちからバカにされないようにしてください。私はもう不平を言いません。あなたが全てをうまくしてくださるからです。あなたに罪を責められたらだれでも霧のように消えてしまいます。
ああ主よ、私の祈りを聞いてください。私の涙を分かってください。私は神の身元に身を寄せるものです。この地上を仮の宿とする旅人です。どうか私の命を助けてください。死ぬ前にもう一度元気になりたいのです。