詩編56編 涙の皮袋

「どうか私のを あなたの皮袋に蓄えてください。」詩篇56:8

くぅ~ママのちょっと一言
サムエル記上21章に書かれている記事を題材とした詩です。サウル王に追われるダビデは狂人の振りをして危機を脱します。時は過ぎ、イスラエル人がバビロン捕囚の苦痛の中で、ダビデのこの時の心境を偲んで詠まれた詩です。
現代の私たちにとっても深く慰められる詩です。神は私の流した涙の一粒一粒をご存知で、その涙を神は皮袋に蓄えてくださっているのです。人生の中で涙を流してきた数々の場面を思い出すにつけ、それらをすべてを神が皮袋に蓄えてくださっていると思うとどれほど慰められ、力が与えられることでしょう。

聖書要約
ダビデがペリシテ人に捕らえられた時の詩。
神よ、私を憐れんでください。敵の軍勢が絶えず私に戦いを挑んできます。私はあなたにより頼みます。神により頼めば恐れはありません。ただの人間が私に手出しできるわけがありません。
彼らはいつも私の言葉をねじ曲げて、どうしたら私を傷つけることが出来るかを考えているのです。神よ、怒りを発して彼らを屈服させてください。
あなたは私の嘆きを数えてくださいます。あなたは私の涙をあなたの皮袋に蓄えてくださいました。私が神に助けを呼び求めると、戦いの流れが変わります。このことで神が私に味方してくださっていることを私は知ることが出来ます。神により頼めば恐れることはありません。
神よ、私はあなたに感謝の捧げ物をささげます。あなたは私を死から救い出してくださいました。私は神のみ前であなたから光を受けて輝いて生きていくことが出来るのです。