詩編57編 何事も成し遂げてくださる神
「いと高き 私は いと高き方 神を呼び求めます。 私のために すべてを成し遂げてくださる神を。」詩篇57:2
助産師永原のちょっと一言
サムエル記上22章のダビデがサウルの手を逃れて洞窟に隠れたときを偲んで詠んだ詩と言われています。その時ダビデの運命はまだ闇の中でした。闇の中で必ず夜明けが来るのを確信して主を称えて讃美しているのです。この中でライオンに例えられているのは腐敗した祭司たちとのことです。現代の日本も先が見通せない闇に包まれているのではないかと思います。政治の混乱、正しいことがとおらない混沌とした社会、若者の就職率の低迷、隣国からの戦争の恐怖…。こんな時こそ闇の向こうにある主から放たれる光を確信し、主に信頼して讃美することが必要なのだと思います。
聖書要約
神よ、私を憐れんで、み翼の陰に休ませてください。私はあなたを避けどころとします。私のために奇跡を行ってくださる神に大声でお願いします。すると神は天から手を差し伸べてくださり、私を救ってくださいます。
私は獰猛なライオンに囲まれているようなものです。彼らは槍や矢のようにするどい歯でまさに襲い掛かろうとしています。私は言いようのない恐怖におののいています。しかし私を陥れようとして掘った落とし穴に落ちたのは彼らでした。
ああ神さま、私の心は平安で確信に満ちています。神を称える歌が自然と口に出てきます。十弦の琴、竪琴をもって歌おう。そして夜明けを待とう。私は国中を巡り、多くの者の前で神に感謝を捧げます。神の恵みと愛は無限で天にまで満ちています。あなたのまことは無限で雲を覆います。神のみ名が天より高く響き渡りますように。神のご栄光が全地に輝きますように。