詩編61編 地の果てから

「 私の心が衰え果てるとき 私は地の果てから あなたを呼び求めます。」詩篇61:2

くぅ~ママのちょっと一言

この詩は捕囚の民として連れていかれたバビロンの地から遠いエルサレムを偲んで王の為に捧げられた詩とのことです。
国が滅び、神殿が壊され、捕囚の民となってバビロンに連行されたイスラエルの人々。故郷を思いながら心くじける思いで生活したことでしょう。しかし故郷にある神殿は壊されても、心に内にある神への思いは逆に高まっていったことが伺えます。
もし逆境を意味あるものにするとすれば、逆境の中で神と出会うこと、また神が近くにいてくださることを確信できることではないかと思います。もちろん逆境を経験しなくても順調の中にも神との出会うことは可能ですが…

聖書要約
神様、私の声を聞き、私の祈りに答えてください。落胆するような時は地の果てからでも私は大声で助けを求めます。堅固なあなたの大岩に避難させてください。神様は私の隠れ家、人を寄せ付けないような高い塔です。私はいつもあなたの翼の陰に身を寄せます。私は来る日も来る日もあなたを褒め称えて過ごすことをお誓いします。このように神を信じる者に神は祝福をお与えになります。神よ、私の寿命を伸ばしてください。神と共にいることで私たちは命が守られます。神は慈しみと真実で私を支えてくださるからです。私は常に神を褒め称えるという誓いを果たすでしょう。

前の記事

詩編60編 聖所からの宣言

次の記事

詩編62編 慈しみは主のもの