詩編63章編 御翼の陰で

「御の陰で 私は喜び歌います。」詩篇63:7

助産師永原のちょっと一言
敵からの救いを求める詩です。敵に追われて荒野に潜伏している状態で詠まれた詩ですが、その状況とは裏腹になんと喜びにあふれた言葉が並べられているのでしょう。主が共にいてくださることを確信する事はどんなことにも勝る喜びなのです。
私が問題を抱えた時の祈りは「この問題に主がご介入下さるように」ということです。どのような解決を主が与えてくださるかはわかりません。もしかしたら、私にとっては大変辛いことが待っているかもしれません。思いもよらないような嬉しい解決が用意されているかもしれません。大切な事は主がご介入くださったことであればどのような結果も私にとってよいことであるということです。そして解決までの途上も主が共にいてくださることがどれほど心強いことでしょう。「私の魂はあなたを渇き求めます」と詩人が詠んだように心から主におすがりしたいと思います

聖書要約
ダビデがユダの荒野に潜伏中に詠んだ詩
ああ神、一体あなたはどこにおられるのでしょう。一滴も水のない荒地で乾ききった体のように私の魂はあなたを渇き求めます。
神の聖所へ行って、あなたの力と栄光をどれほど拝したいことか。私にとってあなたの慈しみは命にも勝るのです。私は両手を挙げて祈ります。私は喜びにあふれて讃美します。床に就くときも祈って夜を過ごします。あなたのみ翼の陰で喜び歌います。あなたは強い右の手で私を支えてくださるのです。
私の命を狙おうとする者は地獄にたたきつけられます。しかし私は神に抱かれて喜びがあふれます。うそを言う者は打ちしおれることでしょう。

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