詩編66編 お聞きくださる神

「ほむべきかな 神。 神は私の祈りを退けず 御恵みを私から取り去られなかった。」詩篇66:20

くぅ~ママのちょっと一言
辛苦を経験した詩人は神の恵みにより救い出されます。苦しみの中で神に誓ったように、献げ物を携えて、喜びの礼拝をささげることができたのです。そのことを声高らかに証ししている様子が伝わってきます。6節の海を乾いた地に変えられたのは、出エジプトの紅海とヨルダン川の経験を回顧しています。
私たちの人生も振り返って恵みを指折り数えたら、両手では足りないほどです。それらの恵みを決して忘れることなく、改めて感謝をささげたいと思います。

聖書要約
全地よ、神に向かって喜びの叫びをあげよ。世界中の人に神の素晴らしさを伝えなさい。神の成される御業は実に畏れるべきものです。敵もあなたの前にひれ伏すでしょう。こちらに来て神がどんなに素晴らしいことをされるかをご覧なさい。神は海に乾いた道を作られて人々を渡らせてくださいました。どれほど人々が喜びにあふれたことでしょう。神は全世界の動向をご覧になっています。そしてまた一人ひとりの命を手中に収めておられます。
神よ、銀が精錬されるように私たちをあなたの炎で練り鍛えてください。あなたは私たちを捕囚の民とされました。辛苦を経験した私たちですが、神はそこから導き出され、豊かな所に戻してくださいました。私たちは苦しみの渦中でやがて喜びの供え物をすることをお誓いしましたが、今その誓いを果たすためにいけにえを携えて宮にやってきました。
神を信じる者よ、こちらに来て聞きなさい。私は神を称えてきました。もし私が罪の告白をしていなければ、神は私の祈りに答えてくださらなかったでしょう。しかし神は私の祈りをじっと聞いてくださったのです。私の祈りを退けず、恵みと愛を持って私に臨んで下さったのです。

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