コヘレトの言葉1章 人生の虚無


「空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。」伝道者の書1: 2

くぅ~ママのちょっと一言
詩篇の多くはダビデが書いたとされていますが、箴言、コヘレトの言葉、雅歌はソロモンが書いたとされています。そして旧約聖書ではヨブ記、箴言、コヘレトの言葉の3つを知恵文学と呼びます。コヘレトという言葉は招集する者、集会で語る者と言う意味があり、伝道の書と訳すことが出来ます。
人生の無常と虚無を強調しています。1章は著者の紹介と自然界、歴史、人生における虚無感が書かれています。

聖書要約
エルサレムの王、ダビデの子、コヘレト「伝道者」と呼ばれたソロモンの言葉です。
何という空しさ、すべては空しい。
人はあくせく働いて何を手に入れるというのでしょう。
一つの時代が終わり、また新しい時代がやってきますが、何が変わるというのでしょう。太陽も、風も、川も、海も、繰り返しだけで見飽きてしまいそうです。
歴史もまた繰り返すだけ。必ず前例があり、新しことなど何もありません。
伝道者である私はエルサレムに住んで、宇宙のあらゆることを探求しましたが、神がお与えになったこと決して楽しいものではないことが分かりました。すべては空しいのです。
私は心の中で呟きます。私はエルサレムで王となり、誰よりも知恵を得て、知識を深く見極めようとしました。でもそのこと自体が風を追うようなもの。知識が増せば悩みは増えるばかりです。