伝道者の書6章 知っている者は誰もいない


「…何が人のために良いことなのかを。」伝道者の書6:12

助産師永原のちょっと一言
人はなんでも思い通りに出来るように思っているかもしれませんが、実は富があっても、子どもが多くいても幸せとは限りません。それはソロモン自身のことを言っているのかもしれません。結局自分で幸せをつかみ取ることは難しいことです。何よりも必ず皆に等しくやってくる死についてすら分かっている者はだれ一人いないのです。本当に私たち人間は小さな限界のある存在なのだと言うことです。

聖書要約
人の世でこんな不幸があっていいものかと言うようなことがあります。
ある人は神から巨万の富と名声を与えられ、なんでも思うままに手に入る身分でありながら、長生きできず、他の人に全財産を渡さなければなりませんでした。
またある人は百人の子を持ち、長寿を全うしたにも関わらず、財産にも、満足できず、死んでも葬式も出してもらえませんでした。そんな人生なら生まれてこない方がましです。
たとえ何千年生きたとしても、幸せでなければ生きていることに何の価値があるというのでしょう。
人が労苦するのは食べ物を得るためですが、利口な人が愚かな人よりずっとましな生活をするのは生き方を知っているからでしょうか。欲張りすぎて妄想が大きくなるよりも、手堅く目の前にあるものを得る方がいいです。
すべて存在するものには名前が付けられています。その名によって定義されます。自分より強い者を訴えても勝つ見込みはありません。人間の力で変えられないことについて多くしゃべることは愚かなこと。人間の幸福とは何かを知る人はいません。また死後の世界について教えることが出来る人はいません。