伝道者の書8章 人間には悟ることができない


「人は日の下で行われるみわざを見極めることはできない。」伝道者の書8:17

助産師永原のちょっと一言
本当にこの世のことは私たちには分からないのです。だから飲んで食べて愉快にやろうと結論付けても、実はそれは神が私たちが労働によって与えられるように定められたものです。結局はすべてのことは神様だけがご存じなのです。不条理な世の中に巻き込まれることなく、正しいと思う生き方を貫ける信念(信仰)を持ちたいと思います。たとえ目に見えることが劣悪だとしてもそれに惑わされることがないように。

聖書要約
知恵は人の顔を明るくして、緊張をほぐします。賢者のように知恵を身につけることが出来たらどれほど素晴らしことでしょう。
王の言うことに従いなさい。王の命令は権力に裏付けされているのですから、逆らうことができません。賢い人は王の言葉を時と場合によって適切に受け止めることができます。何事にもふさわしい時というものがあるのです。災難が起こる時でもです。しかし私たちには何がいつ起こるのかは分かりません。自分の死ぬ日を勝手に決めることもできないし、悪との戦いも免れることはできません。悪なる力は悪を行う人を簡単に手放したりしません。
私はこの世に起こるあらゆることを深く考えてみました。今は人間同士が支配し合って苦しむ時代なのです。だから悪人であっても手厚く葬儀をしてもらったり、正し人が忘れ去られたりします。なんともおかしな話です。
神さまは悪人をすぐに罰することはされません。だから悪いことをしても何ともないと思ってしまいます。百度も罪を犯した人でも長生きをします。でも私は分かっています。神を畏れる人は、畏れるからこそ幸福になり、神を畏れない者は決して幸福ではないことを。
善人が悪人のような待遇を受け、悪人が善人のような待遇をうけることもあります。何とも割り切れない思いです。
だから私はこの世では食べて飲んで愉快にやるしかないと思ったのです。しかしそれらのことは労働によって得られるように神が定められたことなのです。
この世で起こることを悟ろうとしましたが、それは無理なことです。神様だけが知っておられることなのです。