イザヤ書10章 重荷が取り去られる
「その日になると、彼の重荷はあなたの肩から、彼のくびきはあなたの首から除かれる。」イザヤ書10:27
くぅ~ママのちょっと一言
歴史の主はアッシリアを神の道具として用いられ、歴史を動かされました。しかしアッシリアは傲慢になり、神の裁きを受けます。歴史を支配されている神は、ひとりひとりの人生をも支配されておられます。順調な時には決して傲慢にならず、逆境の時にも落ち込まず、御心を求めながら日々を過ごしたいです。
聖書要約
災いだ。弱者の権利を奪い、物品を巻き上げるなど不正を行う裁判官や役人は。私(神)が遠い国から滅亡を招き寄せます。助けを求めても無駄です。あなた方は捕囚となってよろめきながら連れて行かれるか、死んで捨てられるかしかありません。主の怒りはやまず、御手は伸ばされたままなのです。
アッシリアの傲慢
災いだ。私の怒りの鞭となるアッシリアは。神を無視する国をアッシリアに攻めさせます。「戦利品を取り、略奪品を取れ」と。しかしアッシリアは神の御心とは違い滅ぼすことしか考えず、次々と国々を征服していきます。エルサレムやサマリヤの神よりご利益のありそうな神を信じる国も滅ぼしたのだから、サマリヤやエルサレムも滅ぼしたも同然と。
神はアッシリアを用いて目的を果たされた後、高慢なアッシリアに罰を与えられます。なぜなら、アッシリアの王は「自分の手と聡明な知恵によって全世界をかき集めた。はむかえる者などあろうものか」と言ったからです。神は「斧やのこぎりや鞭が自分を使う者より力があると言えようか」と言われ、天の軍勢はアッシリアの軍隊の中に病を送り、光である神は燃えさかる炎となって焼き尽くされたのです。生き伸びる者はわずかで、子どもでも数えることが出来るくらいの数でしかありませんでした。
残りの者の帰還
その日になって、イスラエルとユダの残された者は二度とアッシリアに頼ることをせず、主を信じるようになります。今はあなたたちは海辺の砂のように多くいますが、その時まで生き残り、神に立ち返る人はわずかしかいません。神がご自分の民を滅ぼそうと覚悟しておられるからです。
アッシリアを恐れるな
だから万軍の主はこう言われます。「エルサレムに住み私の民よ。アッシリアを恐れてはいけません。もうしばらくの辛抱です。もう少ししたら、私の怒りはあなたたちから去り、アッシリアに向けられますから。神はかつてエジプトにされたようにアッシリアを打たれ、あなたの方の重荷を外し、首に巻かれたくびきは粉々にされるのです。
敵の攻撃
アッシリアの大軍が攻めてきます。諸国をどんどん滅ぼしてきます。そしてついにエルサレムにもこぶしが上げられました。しかし見なさい。万軍の主がアッシリアの軍隊をばたばたと切り倒していかれているのを。