イザヤ書14章 守られる主


「アッシリアのくびきは彼らの上から除かれ、その重荷は彼らの肩から除かれる。」イザヤ書14:25

くぅ~ママのちょっと一言
イザヤはイスラエルの民がバビロン捕囚から解き放たれ、バビロン王の最後の様子を幻で見ます。アッシリアに対してはユダの地で滅ぼされること。そしてペリシテに対してはより力あるアッシリアが攻めてくることを預言しています。しかし実際はアハズ王の後継者ヒゼキヤに対する警告をペリシテへの警告という形がとられているとのことです。時代が遡って書かれています。ペリシテはアッシリアにアッシリアはバビロンに滅ぼされます。バビロンはペルシャに滅ぼされるのです。「奢れるものは久しからず」です。力を持った者が謙遜であり続けることは本当に難しいことです。自分の力を頼りに生きている者が陥る罠ではないかと思います。自分の人生を主にお任せすることによってのみ、思わぬ地位を得た時も、思わぬ迷路に入り込んだ時も、思わぬダメージを受けた時もいつも変わらず、平安な心でおれるのではないかと思います。

聖書要約
イスラエルの回復
神はイスラエルを憐れまれ、神の民として再び自国に連れ戻されます。外国からイスラエルに移住してきた者は彼らに仕えるようになります。
バビロンの滅亡
神がバビロン捕囚から解き放ってくださる時、あなた方はバビロンの王にあざけりの歌を歌います。「弱い者いじめをするバビロンの抑圧は神によって終わりの時が来た。彼らは怒りにまかせて諸国民を支配したが、今ようやく世界に平和が戻った。レバノン杉までもが喜ぶ。地獄の門ではバビロンの王が来たことを喜ぶ。王の高ぶりも地獄に落ちた。
なぜ明けの明星と呼ばれたバビロンが地に投げ落とされたのか。それは「私は天に昇り、神の上に立とう」と言ったからだ。地獄に落ちたお前を見た者は「本当にこの人が世界中の王を震撼させた王なのか」と言う。
国々の王は立派な墓に埋葬されるものだが、お前は墓の外に投げ捨てられる。お前は自分の国を滅ぼし、民を虐殺したのだから、死体は踏みつけられ、永遠にその名を呼ばれることはない。万軍の主はバビロンの末裔までも滅ぼされる。都は山あらしの住処、滅びのほうきで掃き清められる。
アッシリアのくびき
万軍の主はイスラエルに攻め込んだアッシリアを必ず滅ぼすと言われる。二度と彼らの奴隷となることはない。万軍の主がお決めになったことは誰も止めることはできない。
ペリシテに対する警告
アハズ王が死んだ年に神から頂いた言葉。「ペリシテ人よ。お前が打った王が死んだからと言って喜ぶのは早い。その子は私が養う。だが、お前たちは飢饉によって滅びる。」外国の使者たちには「神はエルサレムを選ばれた。そこに身を寄せる苦しむ民を守ることにした」と報告しなさい。