イザヤ書21章 試練の時こそ
「朝は来る。また夜も来る。」イザヤ書21:12
くぅ~ママのちょっと一言
前半のバビロンの陥落はBC689 年のアッシリアによるものと、BC539年のペルシャによるものと諸説あり、どちらか分かりません。
いずれにしてもこの3つの国が滅亡するという神の預言です。神の裁きはまだまだと思っていても突如やってきて、熱風が吹いた後のような恐ろしさであるとイザヤは預言しています。神の裁きは厳しいのです。しかし本来なら厳しく裁かれるべき罪ある私たちの代わりにイエスキリストが十字架に架かってくださいました。その十字架を信じる信仰によって私たちは罪が赦された者とされます。なんと感謝なことでしょう。「夜明けはまだですか」暗い試練の時にこそ神に立ち返る好機なのです。
聖書要約
バビロンの陥落
バビロンについての神の言葉です。
ネゲブの地から吹き付ける熱風のように、バビロンの東の民族であるエラム人とメディア人がバビロンを襲います。
私はこの神のご計画を聞いて胃が締めつけられて苦痛で焼けつくようです。心地よい時間であるはずの夜が恐怖に代わりました。
神の言葉はこうでした。彼らが盛大な宴会をしているところに敵が攻めてくるとの知らせがあったのです。神は城から戦いがどうなるか見張っていなさいとイザヤに言われました。イザヤはついにバビロン崩落の知らせを告げる騎兵を見たのです。「バビロンにある偶像は一つ残らず投げ捨てられた」と。これが打たれて踏みにじられたユダの民に神が語られたことでした。
エドムについての預言
ドマ(エドムのこと)についての神の言葉です。
セイル(エドムのこと)から私を呼ぶものがいます。「今は夜の何時ですか。夜明けはまだですか」と。私は答えました。「あなた方が裁かれる日がそこまで来ています。今の内に神に立ち返りなさい。また夜明けがいつか聞きたいならもう一度来なさい」
次はアラビアについての神の言葉です。
デダン(エドムの南側)の隊商よ、砂漠に身を隠しなさい。テマ(アラビアのオアシス)の人々よ、戦争の亡命者を助けてあげなさい。神は断言されます。1年もしたらゲダル(アラビアの遊牧民)は滅び、わずかの者しか残らない。このようにイスラエルの神はお語りになりました。