イザヤ書22章 目を向けなかった


「しかし、おまえたちはこれを造った方には目もくれず、遠い昔にこれを形造った方に目を留めなかった。」イザヤ書22:11

くぅ~ママのちょっと一言
エルサレムは三方谷で囲まれた地形になっています。その谷に敵が陣取り攻撃してくるとイザヤは預言しています。「聖なる都は神が守ってくださる」と自分勝手に自負しても、神は喜ばれず、北イスラエルのように裁かれることをイザヤは神から告げられたのです。
同じように高官シェブナ、その後の地位をえたエルヤキムもその高慢ゆえに神は裁かれると告げられています。地位や肩書、家柄、過去の実績がどんなに素晴らしくても、神は今日み前にどのように生きているかを問われています。

聖書要約
いやし難いエルサレム
幻の谷(エルサレム)についての神の言葉
誰もかれも屋上に上がって何を見つめているのでしょう。都は攻撃されて、戦うこともなく殺された死体が山のようになっていると言うのに。私は胸が張り裂けそうです。万軍の主がエルサレムに混乱を与えられたのです。
弓の名手であるエラム人、キル人がエルサレムの城壁の周りの谷に陣取ったのです。
その日エルサレムの人々はあわてて武器をとり、城壁の敗れを繕い城壁の間の堀に水を引きました。しかし肝心の我々の都を作られた神の方に目を向けなかったのです。神は言われました。「荒布をまとい嘆きなさい」と。しかしあなた方は「同じ死ぬのなら、大いに飲み食いしよう」と言いました。そんなあなた方をご覧になって神は私に言われたのです。「お前たちが死ぬまでこの罪は決して赦されることがない」と。
シェブナの罷免
万軍の主は私に言われました。あの高官のシェブナに言いなさい。「あなたが何者のつもりだ。高いところに自分の墓を作るとは。神はお前を放り投げ、捕虜とする。名声をほしいままにしたおまえだが、その地位から退ける」と。
また神は言われます「その後でヒルキヤの子であるエルヤキムにその地位が与えられる。エルサレムの住人、ユダの家の父とされ、栄光の座に就く。私は彼を民を支配するための太い釘とする。」しかし、神はやがて、その釘を抜かれ、支えていた物は崩れさるのです。神がそうされたのです。