エレミヤ書4章 滅ぼし尽くしはしない
「ただし、わたしは滅ぼし尽くしはしない。」エレミヤ書4:27
助産師永原のちょっと一言
エレミヤが見た幻が書かれています。しかしこの幻は現実には起こりませんでした。それがエレミヤの迫害につながったと言われているとか。注目すべきはこの幻の中にも滅ぼし尽くされる中で少数の者が残されるという預言がされていることです。
また2節目に主に選ばれた者が主につながることによって世界が祝福と受けることが明記されています。旧約の時代ならイスラエルの人々を指すでしょう。そして新約に生きる私たちにとって、それはクリスチャンを指すと考えることが出来ます。クリスチャンが主とつながり、主の裁きのメッセージではなく、主の愛のメッセージを全世界に告げていくことが世界の平和につながっていくのでしょう。
聖書要約
イスラエルよ、偶像を捨てて主の元に立ち返りなさい。「主は生きておられる」と誓うなら世界があなたを通して祝福を受けます。
ユダの人々に対して、主は「心を耕せ、心を清く保て」と言われます。主が蒔かれた種がいばらにふさがれないように、あなた方の悪行のために主の怒りの火が燃え上がることがないように。北からの敵
国中に角笛を鳴らして知らせよ。「主は北から災いをもたらす」と告げよ。町々は滅ぼされる。主の激しい怒りは我々を去ることはない。私は主に申し上げました。「あなたはエルサレム平和をもたらすとおっしゃったのはうそだったのですか」と。
その時主は砂漠からすさましい熱風を送られ、ついに滅亡の時が来ます。
エルサレムよ、今ならまだ間に合う。悔い改めなさい。遠い国から敵がやってきます。これは主に背いたからです。
私は苦痛のために身がもだえるほどです。破壊に次ぐ破壊がやってきて国が滅びるのです。いつまでこの悲惨な戦いを見なければならないのでしょう。それは「民が愚かなことを止めるまでだ。民は正しいことをする判断をもっていない」と主は言われます。私は自然がすっかり破壊されるのを見ました。主の怒りによって打倒されてしまったのです。しかし主は言われます「大地は荒れ果てる。しかし私は滅ぼし尽くすことはしない。ほんの少しだけ残る」と。都は全く見捨てられ、敵にこびても叫んでも命を奪われるだけです。