エレミヤ書11章 祝福と呪い


「それは、わたしがあなたがたの父祖たちに対して、乳と蜜の流れる地を与えると誓ったことを、今日のとおり成就するためであった。」エレミヤ書11:5

くぅ~ママのちょっと一言
民にとってエジプトの奴隷生活は鉄の炉と表現されるほど過酷でした。しかし神はそこから導き出し、民を祝福するために律法を与えてくださいました。守れば祝福、守らなければ呪いが下されます。これが神と民との旧約における契約でした。彼らはその律法を守ることが出来なかったため、祝福を受けることが出来ず、この章では民は滅ぼされようとしているのです。
しかし神はその後、私たちに新しい契約を与えてくださいました。イエスキリストの十字架の死と復活を信じる者は祝福を受けることが出来るのです。これが福音です。
21節でエレミヤに「預言すると殺す」と、エレミヤに理解を示さなかったアナトトの住人は、エレミヤの故郷の人々でした。親しい人にこの大切なことを理解してもらえないのは本当に悲しいことです。同様に親しい人に福音を理解してもらえないことほど悲しいことはありません。

聖書要約
神がエレミヤにお語りになりました。
「私と彼らの先祖が結んだ契約を思い出すように。契約を守らない者は呪われます。その教えは鉄の炉のように過酷なエジプトの奴隷生活から導き出した時に与えたもので、それを守れば、乳と蜜の流れる地を彼らに与え、私はあなた方の神となろう」と。エレミヤは「是非その通りにしてください」と答えました。しかし神は「それらのことを繰り返し戒めたのに民は聞き従わなかった。他の神々を礼拝して契約を破った。だから私は彼らに災いを下す。彼らが他の神々に祈っても彼らを救うことはできない。あなたも彼らのために祈ってはいけません。もちろん私に救いを求めても私は聞かない。私の宮でいけにえを捧げたとしても、他の神々を拝んできたのであれば、滅びの運命を変えることはできない。私は彼らに豊かに実をつけるオリーブの木と呼んだが、今や敵の火が焼き尽くす。彼らが悪を行ったからだ。
エレミヤの訴え
神が私に対する彼らの陰謀を知らせてくださいました。私は何も知りませんでした。しかし神が彼らに復讐してくださいます。アナトトの住人が「あなたが預言するなら殺す」と言いますが、「そのようなことを言う者たちを私は罰します」と神は言われました。