エレミヤ書12章 主に見放される
「わたしは、わたしの家を捨て、わたしのゆずりの地を見放し、わたしが心から愛するものを、敵の手中に渡した。」エレミヤ書12:7
助産師永原のちょっと一言
エレミヤは神と争っても勝ち目はないことを告白しながらも、悪が栄え、神に祝福されているように思えるのはなぜか。また悪人を神が裁いてくださるように、そしていつまでこのような状態が続くのかと問います。すると主はすでに民を見放したと告げられるのです。しかし主を信じることによって回復の道があることも示されるのです。
主に見放されているとはなんと不安なことでしょう。どんな困難に直面しようとも、主が共にいてくださると確信することが困難を忍耐する力になります。
聖書要約
神さまは、あなたがお答えになることはいつも正しいです。それでも私はあなたに抗議したいことがあります。なぜ、神に逆らう者が栄え、幸福なのですか。彼れらは益々繁栄し、大きな実を結んでいます。彼らは神さまに感謝の言葉を言いますが、それは口先だけで、心では舌を出しています。主よ、あなたは私のあなたに対する真実な心をご存知です。どうか彼らを哀れな子羊のように堵殺場に引いて行って、彼らを裁いてください。
彼らはあなたの物であるこの土地をなすがままにします。野の草も呻き、鳥や獣も姿を消してしまいました。しかし彼らは言うのです。「神はわれわれを裁くはずはない。我々は安全だ」と。
神は私にお答えになりました。あなたが徒歩で行く者と争っても疲れるのなら、馬に乗った者とどうして争えよう。あなたが平地でもつまづくのであれば、ヨルダンの密林ではなおさらです。あなたの親族もあなたに危害を加えようとしたのです。愛想よく話しかけてきても彼らを信じてはいけません。主の嗣業
神は続けて言われました。「私は私の相続財産であるユダの民を見放しました。彼らを敵に渡したのです。密林のライオンのように私に唸り声を上げる彼らを私は憎みます。猛禽や野獣が彼らの死体に群がります。
多くの外国の支配者が来て私のブドウ畑を荒らして荒れ地とします。しかしそれを嘆く者もいません。主の剣があらゆるものを破壊し、刈り入れるのは茨でしかありません。
神はユダを攻撃した国々もユダと同じように破壊すると宣言されます。しかし彼らが神を認めるなら、嗣業を回復されます。「主は生きておられる」と誓うなら。しかし従わない時はもう一度根絶やしします。」と。