エレミヤ書20章 主は勇士
「しかし、主は私とともにいて、荒々しい勇士のようです。」エレミヤ書20:11
くぅ~ママのちょっと一言
エレミヤは神の言葉を伝えたために迫害を受け、全く孤独の状態におかれ、自分の誕生も呪うまでになりました。ヨブ記に書かれているヨブの告白を思い出します。また世界のキリスト教の迫害や、日本にいてもキリスタンの弾圧においても同様の告白をした人がどれほどいたことでしょう。そのような神の言葉を命をかけて守った人たちの手によって信仰が受け継がれてきました。その貴重な信仰を受け継いだことを忘れず、今の時代にあって真剣に神の言葉を受け取る者でありたいと思います。
聖書要約
神殿の最高監督者であるパシュフルはエレミヤの語る言葉を聞いて、エレミヤを捕え、鞭で打たせた後、足枷をしてベニヤミンの門につないで一晩中さらしたのです。翌日釈放された時、エレミヤはパシュフルに「神さまがあなたの名前を『四方から恐怖が迫る』に変えられました。あなたとあなたの親しい人たちに恐怖を与えます。あなたは友が剣で殺されるのを見るでしょう。ユダはバビロンに奴隷として連れて行かれ、ユダの財宝もすべてバビロンに運ばれます。万事うまくいくと言う嘘の預言を信じた者は皆同じ運命に遭います。」と神の言葉を伝えました。
エレミヤの告白
主よ、あなたは私を助けてやると約束しておきながら、私を欺きました。あなたの言葉を伝えたために私は町中の笑い物になりました。私が語る言葉はいつも災害や恐怖や滅亡ですから、彼らがもの笑いの種にするのは当然です。私は二度と主の言葉を語るまいと思っても、私の心の内にある神の言葉が火のように骨の中で燃えるのです。私は苦しくてたまりません。その上多くの人に非難され、親しい友でさえ、私がつまずき倒れるのを待っています。しかし大勇士である神が私の側にいてくださいます。正しい者を見分け、心の中を見られる主よ。彼らに復讐してください。哀れな私を救って下さい。とは言うものの私は誕生を呪いたくなる。悩みと悲しみの一生を送るために生まれてきたのでしょうか。