エレミヤ書26章 災いを思い直されたではないか


「ヒゼキヤがを恐れ、に願ったので、も彼らに語ったわざわいを思い直されたではないか。」エレミヤ書26:19

助産師永原のちょっと一言
26章は25章の4年前の出来事が書かれています。民は主の言葉を聞こうとはしなかったのです。100年前のヒゼキヤ王が悔い改めて災いを逃れた事実も知りながら、それに倣うことはしませんでした。私たちは歴史が語る英知から学ぶことが沢山あります。日本が戦争の道を選んでのは何が間違っていたのかとか、過去に起こった自然災害からの教訓を生かし続けているだろうか、また神なき時代の残虐と悲惨な歴史も忘れてはいけないと思います。

聖書要約
ヨシアの子ヨヤキムの治世の最初の年に主の言葉エレミヤに臨みました。「主の神殿の庭に立って礼拝に来る者たちに、私の命じる言葉をすべて語りなさい。彼らがそれを聞いて悪の道を離れるかもしれない。そうすれば私は彼らへの災いを思いとどまる。しかし私が与えた律法を守らないなら、神殿をシロの神殿のように壊し、エルサレムを呪いの代名詞とする。」と。エレミヤがそれらを語り終えた時、祭司と偽預言者はエレミヤを殺せと叫びました。騒ぎは大きくなり、エレミヤを殺そうと人々が詰めかけました。役人は事の成り行きを聞き、裁判を開きました。祭司と預言者はエレミヤの罪は死に値すると言いました。エレミヤは再度、「もし主の声に聞き従えば、主は災いを下すのを思いとどまれるかもしれない。私の血を流すと言うことはあなたたちが無実の者を殺したことになる」と話しました。その時知恵のある者が進み出て話しました。「100年前の預言者ミカがヒゼキヤの時代にエルサレムの滅亡を預言した時、ヒゼキヤ王は神の憐れみをひたすら祈り求めたので、神は刑罰を思いとどまれたのです。エレミヤを殺すのはよくありません」と。
グッド預言者ウリヤの死
同じころエレミヤと同様に預言した預言者がいました。シェヤマの子ウリヤです。預言を聞いたヨヤキム王は彼を殺そうとしました。エジプトに逃げたウリヤを連れ戻し殺害してしまったのです。エレミヤは秘書官アヒカムに保護され殺されることはありませんでした。