エレミヤ書34章 主の名を汚した民


「それなのに、あなたがたは心を翻して、わたしの名を汚した。」エレミヤ書34:16

くぅ~ママのちょっと一言
バビロンの攻撃によってエルサレムの陥落の危機に直面したゼデキヤ王はモーセの律法に従って奴隷を解放することによって神の憐れみを得ようとしました。しかしバビロンが撤退するや否や、自由にした者を再び奴隷としたのです。そのことに対する神の怒りがエレミヤを通して王に告げられたのです。
神に守られたと感謝した矢先に、これは偶然だったのかもしれないな。とか、こうなるはずだったなどと感謝が薄れてしまうことがあります。本当に人間は愚かだと思います。神がいつも共にいてくださることを心に感じて大きな出来事、小さな出来事、どんな出来事にも感謝して生きていきたいと思います。

聖書要約
ゼデキヤ王への警告
バビロンとその配下の軍隊がエルサレムを攻めていた時にエレミヤに神の言葉が臨みました。「ユダの王ゼデキヤにこう伝えなさい。あなたはバビロンの手に落ち、捕虜として連れて行かれる。しかし殺害されることはなく、安らかに死んで他の王同様、墓に葬られる」と、エレミヤは王にその通りに伝えました。この時バビロンはまだ落ちていない城壁を次々に攻撃していました。
奴隷の解放
ゼデキヤはエルサレムにいる奴隷を解放した後に神の言葉がエレミヤに臨みました。「私は奴隷の身だったあなたたちの祖先をエジプトから連れ出しました。そして彼らと契約を結びました。同胞を奴隷にした場合、6年の年季が明けたら7年目に自由の身にしなければならないと。しかしそのことは実行されませんでした。しかしゼデキヤ王はそのことを実行すると誓い、その通りにしました。ところが後になって誓いを破って自由になった者を再び奴隷にしました。だから私はあなた方を戦争と飢饉と伝染病で殺し、また流浪の民として世界に散らばせます。誓約をする時、牛を真っ二つに断ち切ってその間を通る儀式をしますが、その誓約を破ったので私はあなた方を牛同様にします。その死体は葬られることはありません。いったんこの町から遠のいたバビロン軍を再び戻して、この町を攻撃させ、火をつけさせます。