エレミヤ書37章 働き人を養われる主


「…都からすべてのパンが絶えるまで、パン屋街から毎日パン一つを彼に与えさせた。」エレミヤ書37:21

くぅ~ママのちょっと一言

エレミヤは一貫してユダの生き伸びる道はバビロンに投降することだと言いました。だからエルサレムから出ようとした時、ただ一人投降しようとしていると思われたのでしょう。エレミヤは捕らえられ、地下牢に入れられます。エレミヤに逮捕状を出したゼデキヤ王でしたが、 死を覚悟しなければならないような投獄生活を救ったのはなんとゼデキヤ王でした。パン屋街からパンをエレミヤに届けさせたのです。不思議といえば不思議なことです。しかし神は不思議なことをされるものです。逃亡中のエリヤに食べ物を運んだのはカラスでした。神はカラスでも王でも遣わして、神の働き人を養われるのです。

聖書要約
エレミヤの逮捕
バビロンの王ネビカドレツァルがヨシアの子であるゼデキヤをユダの王としたのですが、ゼデキヤも家来も民もエレミヤが告げる主の言葉を聞こうとしませんでした。にもかかわらず、ゼデキヤ王は祭司を使わしてエレミヤに国のために祈ってほしいと言いました。
その頃エジプト軍がエルサレムを救助しようとユダの南の国境に現れたので、バビロン軍はエジプト軍と一戦を交えるためにエルサレムから一端撤去していました。その時エレミヤに主の言葉が臨みました。「ユダを救助に来たエジプト軍はバビロンに負けて、あなた方を助けることはできません。エジプト軍を負かしたバビロン軍は再びエルサレムを包囲し、この町を占領して火を放つでしょう。」と。
ちょうどバビロン軍がエジプトと戦うためにエルサレムの包囲を解いた時に、エレミヤは自分の買った土地を見ようと城壁の門を出ようとした時に、バビロンに投降しよとしたとして捕えられてしまいます。鞭うたれ、地下牢に長い間閉じ込められてしまいました。
さてゼデキヤ王はエレミヤの所に使いをやって、ひそかに宮殿に呼び寄せました。そして何か主からお告げがあったかと尋ねました。エレミヤは「はい、ありました。ユダはバビロンに負けます」と答えました。そして牢にいれらてていることの不当性を訴え、元の牢に返さないよう頼みましたが、王はエレミヤを宮殿の庭で監禁し、毎朝パンを1個ずつ与えることにしました。それはエルサレムにパンがなくなるまで続きました。