エレミヤ書39章 主に信頼したから


「あなたがわたしに信頼したからだ」エレミヤ書39:18

くぅ~ママのちょっと一言
神の神殿があるエルサレムは敵の手に落ちることはないと民は思っていました。しかし城壁の一角が破られたのです。ユダは1年半抵抗しましたが、それも空しく敵の手に落ちることになります。エレミヤの身柄が託されたゲダルヤ。その祖父はヨシア王(主の前に正しいことを行った王)に仕え、親バビロン政策を進めた人です。
クリスチャンはイエスキリストを信じて生きていますが、信仰の城壁の一角が破られ、気がついてみると心は悪なるもので満たされていたと言うようなことがないように、常に油断せず信仰の城壁を堅く保ちたいと思います。一日の始まりに一日を神に委ねる祈りを、一日の終わりに感謝の祈りを捧げることは城壁の強度を保つのに有益なことです。

聖書要約
エルサレムの陥落
ゼデキヤ王の治世9年目の10月、BC588年にバビロン軍はエルサレムを包囲しました。1年半後の4月に都の城壁の一角が破られてついに町は占領されました。ゼデキヤ王と護衛兵は夜の間に、抜け道に通じる門から脱出し、アラバに向かって逃げましたが、エリコで捉えられ、ネブカドレツァルの前に連れて行かれました。王の前で王子たちとユダの貴族たちは全員処刑され、その後ゼデキヤ王は目をくりぬかれ、足枷をされてバビロンに連行されました。エルサレムの都は焼き払われ、都に生き残っていた民と、投降していた者はバビロンに捕囚として連れて行かれました。貧しい者だけが残され、ぶどう畑が与えられました。
エレミヤはバビロンの王の命令で監視の庭から連れ出され、ゲダルヤに引き渡され、残っている民と故郷で暮らすことになりました。
エベド・メレクへの約束
エレミヤが監視の庭にいる時、神の言葉が臨みました。それはエチオピアのエベド・メルクについてです。「エルサレムは神の言葉とおり災いが下るが、あなたは救い出す。あなたは神の言葉に信頼したからである」と。