エレミヤ書46章 誰に頼るのか


「…ファラオと彼に拠り頼む者たちを罰する。」エレミヤ書46:25

くぅ~ママちょっと一言
エジプトに頼ったユダの人々はエジプトの大敗に、再び祖国に戻ることになります。エジプトは数の上ではバビロンに勝っていたのです。しかし恐れの念が生じ敗北します。計算上で負けることはないと思われていたエジプトに頼るのは当然の選択ですが、計算が成り立たないこともあるのです。自分が頼みとするものを間違えてはいけないのです。

聖書要約
諸国民に対する預言
他の国々についてエレミヤが聞いた神の言葉
エジプトに向かって神の言葉が臨んだのはヨシアの子ヨヤキムの治世4年目、エジプト王ネコがバビロンの王ネブカドレツァルに敗れた時です。神はエジプトの軍隊に戦闘の準備をするように言われますが、どうしたことか、エジプトの軍勢は恐れに取りつかれて逃げていきます。エジプトの巨大な軍隊はナイルの洪水のように湧きあがっていましたが、神の報復の日に痛手を負います。エジプトの娘が薬を手に入れようともその傷は癒えません。地はエジプトの敗北の叫び声で満ちます。
次に神はエレミヤにバビロンがエジプトを攻撃することについて語られました。エジプトの兵士は出陣しますが、敗北し、彼らの神である雄牛の像アピスも逃げます。神が彼らを追い払われたからです。数え切れない人が倒れ、死体の山となります。生き残ったユダの人々は故郷に帰ろうと言います。そしてエジプトの王の名は「騒ぎ立てるが、時を逸する者」と呼ばれるようになります。
タボル山カルメル山のように背の高い者がエジプトに襲いかかるので、皆捕虜として連れて行かれる支度をしなさい。若い雌牛をアブが襲いかかるようにエジプトはバビロンに打たれます。傭兵たちも逃げ回り、蛇が体をくねらせて、息の根が絶えるのです。バビロンは少女のようにか弱くなったエジプトを木を切り倒すように斧を振りかざします。
イスラエルの神は言われます。「テーベの神アモンやその他の神々を罰します。エジプトと王を頼った者たちも罰し、バビロンの手に渡します。しかしエジプトはその後立ち直ります。祖国に帰ろうとしているユダの民よ、恐れることはありません。遠くに行った者たちも連れ戻し、平穏に暮らせる日がきます。私が共にいます。あなたたちが寄留していた国を滅ぼしても、あなたたちを滅ぼし尽くすことはありません。あなたたちを罪から救うための懲らしめなのですから。