詩編72編 王の心を主がご支配ください
「神よ あなたのさばきを王に あなたの義を王の子に与えてください。」詩篇72:1
助産師永原のちょっと一言
旧約詩篇第二巻を結ぶ王の歌です。ソロモンの歌と最初に書かれていますが、最後の言葉と考え合わせると、ソロモンに捧げる歌という意味だそうです。
国を治める王や大統領、総理大臣の責任は大変重いものです。何をすべきなのか、何を優先すべきなのかを見誤らないでほしいのです。そして誰の評価を受けるためなのかということが大切なのではないでしょうか。国民の評価を気にしていて八方美人に振舞ってもそれは無理なことです。こちらよければ、あちらには不利益になることなど山ほどあります。国のリーダーがもし神が何を望まれているかを考えて神の愛の政治を行うとどうでしょう。そんなことを言っていては、隣国の脅威に立ち向かうことができるのかという意見が聞こえてきそうですが、人の命を奪う行為で自分の生活を守ることは結局できないと思うのです。為政者に神の導きが豊かにありますように。
聖書要約
ああ神、王が御心に適った政治を行い、その王子も神を畏れる者でありますように。王が正しく神の民を裁き、治世を反映して山や丘に木々が生い茂りますように。王が貧しい人々を救済し神に対して敬虔でありますように。
王は太陽と共に永らえ、生涯神に従う者として栄えますように。王の支配が全知に及びますように。すべての王が彼の前にひれ伏しますように。助けを求める者や貧しいもの、弱い人、乏しい人を王が憐れみ、命を守られ、それらの人々が王の目に尊い人とされますように。王は命が永らえ、シェバから黄金が贈られます。絶えず称賛を受け、国民は常に王の為に祈ります。この地一面を実り多い土地にしてください。王の名がとこしえに続き、その名が栄えますように。すべての人はこの方によって祝福されます。イスラエルの神こそ素晴らしいことをしてくださるのです。栄光に輝く神を称えます。神のご栄光が全地を照らしますように。アーメン、(エッサイの子ダビデの賛歌はここで終わります)