詩編75編 語り伝える


「あなたの御名は近くにあり あなたの奇しいみわざが 語り告げられています。」詩篇75:1

くぅ~ママのちょっと一言
74編の続編と思われます。神は必ず願いをかなえてくださると確信した詩人はまず感謝をささげます。そして神は公平な審判者であると詠います。「角」という言葉が何度か出てきますが、角は力の象徴であり、自分の力を誇り、高ぶる者に神は必ず懲らしめをお与えになります。逆に神様に謙遜に従う者の角を神は高く上げてくださいます。人生の総決算はどれだけ謙遜に生きたかではないでしょうか。成功体験も失敗体験もすべては神のお恵みの中の出来事ということに思いを向けると謙遜にならざるを得ないのではないでしょうか。

聖書要約
神よ、あなたに感謝をおささげ致します。あなたは私にお心をかけてくださり、この素晴らしい奇跡を行ってくださいました。神は答えてくださいました。「私は時が来れば、必ず公平に裁く。逆らう者たちによって地が乱れても、私が秩序を回復する。地は私が据えた柱によって支えられているのだから。私は思い上がった者には謙遜になれと言い、角をそびやかすような横柄で高慢な生き方をやめよと言った」と。人を高くするのも低くされるのも神の力です。すでに裁きの杯は神の御手の中にあります。悪者達は最後の一滴まで飲み干さなければなりません。一方、私は神を永遠にほめたたえます。神は悪者の角をことごとく折って力を打ち砕き、正しい者の角を高く上げ、力は増し加えようと言われます。

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