詩編82編 天の法廷


「にもかかわらず おまえたちは人のように死に 君主たちの一人のように倒れるのだ。」詩篇82:7

くぅ~ママのちょっと一言
神の会議で、神が神々を批判する神話的な光景を借りて当時の支配者を批判しているとのこと。当時の支配者は神に油注がれた者で、特別に神に選ばれた人たちでした。しかし多くの支配者はその選びを謙虚に受け止めず、神の祝福を自分の力と思い込み傲慢になり、弱者の立場に立つことが出来ず、滅びの一途をたどりました。
神に選ばれ、神から知恵や富や多くの祝福が与えられたとしても、そのことによって神に栄光を帰すことが大切なことなのです。

聖書要約
神は天の法廷を開いて神々に言われます。
「いつまであなたたちは真実に耳を傾けず、悪人に便宜を図ってやるのか。弱者や孤児、苦しむ者に対して公平に裁き、神に逆らう者の手から救い出してやりなさい。」と。
しかし彼らは神の言葉など知ろうとせず、暗闇の中を右往左往している。社会そのものが大きく揺らいでいる。
私は言った。「あなたたちは神ではない。」と。あなたたちは死んでいく存在なのだから、我々人間と変わりない。ああ神よ、立ち上がってこの世を裁いてください。地にあるすべての物は神のものなのですから。

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