詩編83編 同盟


「彼らは言っています。 「さあ 彼らの国を消し去って イスラエルの名が もはや覚えられないようにしよう。」」詩篇83:4

くぅ~ママのちょっと一言
イスラエルを地上から消滅させようと同盟を組んだ国々が列挙されていますが、歴史の中でイスラエルの宿敵であった国や戦ってきた国が挙げられているようです。イスラエルは神に選ばれた民でしたが、周囲の国から侵略されたり、捕囚の民として国を追われたりなど、決して平坦なものではありませんでした。しかしそのような中でも、奴隷の地エジプトから脱出することができ、約束の地カナンに導き入れられましたし、バビロンから解放され帰還を果たしました。その他にも不可能と思えることが不思議な神の手の中で成し遂げられていくのです。よく考えればイスラエルの歴史は神の恵みの歴史とも言えます。私たちの人生においても神が人生に介入くださったという確信は、自分の力ではどうすることも出来ないような困難な経験において与えられることなのだと思います。

聖書要約
神よ、私が祈っているのに見て見ぬ振りをしないで下さい。敵が策略を練って、イスラエルの名をこの地上から抹殺しようとしています。全能の神を敵に回して、彼らは同盟を結んだのです。エドム、イシュマエル、モアブ、ハガル、ゲバル、アンモン、アマレク、ペリシテとティルスの住民、アッシリア、ロトの子らが結束して戦おうとしているのです。かつてあなたがイスラエルの為に戦ってくださったように彼らを滅ぼしてください。
彼らは神の住まいをごっそり自分達のものにしようと言います。神よ、彼らを籾殻のように、吹き飛ばしてください。山火事のように襲ってください。猛烈な嵐で追い払ってください。彼らが神のみ前で恥じ入りますように。全地を支配されるのはあなたを置いて他にいないことを思い知らせてほしいのです。

前の記事

詩編82編 天の法廷