詩編94編 復讐する権利


「もしもが私の助けでなかったなら 私のたましいは ただちに 沈黙のうちに とどまったでしょう。」詩篇94:17

くぅ~ママのちょっと一言
王の詩篇2つ目の歌です。「王」と言う言葉は出てきませんが、自分の力を誇っている世の支配者たちに対して、神こそ我々を支配される「王」だと主張しています。
17節の「主が私の助けとなってくださらないならば(私の命はなかったでしょう)
」という文章に胸が高鳴ります。神がみ手を伸べてくださったから、今の私があります。世界を治めておられる神は、小さな私をも返り見てくださる愛の神なのです。

聖書要約
復讐する権利を持っておられる主よ。勝ち誇る悪者を罰してください。彼らはあなたを信じる者を苦しめ、やもめやみなしごを手にかけ、そして言います「神は見ていない」と。耳と目をお造りになった神がご存じないわけがありません。神は人がどれほど愚かなのかも分かっておられます。
しかし神からあなたの掟を教えていただいた者はいかに幸いなことでしょう。その人は苦難の時にも静に待つことが出来ます。神はご自分の民を決して見捨てることはなさいません。誰が盾となってわたしを敵から守ってくれるでしょうか。もし神が私に手を差し伸べてくださらなかったなら、今ごろ私は死んでいたことでしょう。「足が滑りそうです」と祈れば、神は救いあげてくださいました。何もかも信じられなくなった時も主は神の傍らにいてくださり、希望を与えてくださいました。
破滅をもたらすような王があなたの味方になるでしょうか。彼らは神に逆らって神に従うものを罰することさえするのです。
神は私の避難所です。悪者の計略をその身に跳ね返らせ彼らを滅ぼしてください。
 

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